イチロー、メジャー通算2000安打!
9月7日18時38分配信 デイリースポーツ
「アスレチックス5-2マリナーズ」(6日、オークランド)
マリナーズのイチロー外野手(35)=本名鈴木一朗=は、カリフォルニア州オークランドのオークランド・コロシアムで行われたアスレチックス戦で一回の第1打席に右翼線二塁打を放ち、日本選手初の大リーグ通算2千安打を達成した。大リーグ史上259人目。この日は4打数1安打で、大リーグ史上初の9年連続200安打にあと5本とした。
イチローは3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)決勝の韓国戦で決勝打を放った後、胃かいようと分かり、開幕から8試合を欠場。復帰直後に張本勲氏が持つ日本プロ野球最多記録の3085安打を日米通算安打数で上回った。その後もハイペースで安打を量産。8月下旬に左ふくらはぎの故障で8試合欠場したが、復帰後6試合で11安打し大台に乗せた。
◇ ◇
敵地のスタンドに「2000」の文字と日の丸が揺れた。観客全員が立ち上がり拍手と歓声。二塁上、フィールドのど真ん中に立ったイチローが、右手でヘルメットを掲げて応えた。マ軍ブルペンは両手を挙げて「バンザーイ!」の大合唱。1本のヒットが、空気をがらりと変えた。
前夜の3安打で王手をかけ、迎えたプレーボール直後の第1打席。カウント0-1から左腕ギオ・ゴンザレスの内角146キロ直球を振り抜いた。低く、鋭いライナーが右翼線内側へ。2千本目の安打。滑り込みなしで二塁を陥れたイチローの脳裏を、8年前の出来事がよぎった。
「最初のここの遠征で僕はコインを頭にぶつけられたり、アイスが飛んできたりしたんです」
メジャー1年目、初めてオークランドでプレーした2001年4月だ。守備位置に物が投げ込まれ、打席に立つたびにブーイングを浴びた。“ヒットをたくさん打つらしい”日本人選手への嫌がらせだった。「この場所でね、ヒットを打って観客の人が祝福してくれたことっていうのは、ちょっと感慨深いものがありましたね。気持ちよかったですよ」。
しみじみと話したのはここまで。「2000」という数字に「節目であることは間違いないんですけど、たどり着いたっていう感じでもあまりないかな」と達成感はない。「日本で打つよりずっと楽だと思います。物理的に量(試合数)が多いわけですからねぇ」と言った。
2千回の快音を奏でた黒バット。それを手がける職人たちにイチローが求めるものがある。「プロの仕事って覚悟がないとできないから。覚悟を持ってるかどうか。別に僕は、(久保田)名人や(後継者の)名和さんに『打てる』と思うバットを作ってほしいわけじゃなく、彼らの持ってるもの、すべてをそこにそそぎ込んでもらいたい。おれはここまでやったから、あとはお前次第だ、っていうのを感じたい。僕は僕、選手としてやれることをやる」。
残るは、あと5本に迫った年間200安打だ。史上初となる9年連続の快挙へイチローが快音を響かせる。
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マリナーズのイチロー外野手(35)=本名鈴木一朗=は、カリフォルニア州オークランドのオークランド・コロシアムで行われたアスレチックス戦で一回の第1打席に右翼線二塁打を放ち、日本選手初の大リーグ通算2千安打を達成した。大リーグ史上259人目。この日は4打数1安打で、大リーグ史上初の9年連続200安打にあと5本とした。
イチローは3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)決勝の韓国戦で決勝打を放った後、胃かいようと分かり、開幕から8試合を欠場。復帰直後に張本勲氏が持つ日本プロ野球最多記録の3085安打を日米通算安打数で上回った。その後もハイペースで安打を量産。8月下旬に左ふくらはぎの故障で8試合欠場したが、復帰後6試合で11安打し大台に乗せた。
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敵地のスタンドに「2000」の文字と日の丸が揺れた。観客全員が立ち上がり拍手と歓声。二塁上、フィールドのど真ん中に立ったイチローが、右手でヘルメットを掲げて応えた。マ軍ブルペンは両手を挙げて「バンザーイ!」の大合唱。1本のヒットが、空気をがらりと変えた。
前夜の3安打で王手をかけ、迎えたプレーボール直後の第1打席。カウント0-1から左腕ギオ・ゴンザレスの内角146キロ直球を振り抜いた。低く、鋭いライナーが右翼線内側へ。2千本目の安打。滑り込みなしで二塁を陥れたイチローの脳裏を、8年前の出来事がよぎった。
「最初のここの遠征で僕はコインを頭にぶつけられたり、アイスが飛んできたりしたんです」
メジャー1年目、初めてオークランドでプレーした2001年4月だ。守備位置に物が投げ込まれ、打席に立つたびにブーイングを浴びた。“ヒットをたくさん打つらしい”日本人選手への嫌がらせだった。「この場所でね、ヒットを打って観客の人が祝福してくれたことっていうのは、ちょっと感慨深いものがありましたね。気持ちよかったですよ」。
しみじみと話したのはここまで。「2000」という数字に「節目であることは間違いないんですけど、たどり着いたっていう感じでもあまりないかな」と達成感はない。「日本で打つよりずっと楽だと思います。物理的に量(試合数)が多いわけですからねぇ」と言った。
2千回の快音を奏でた黒バット。それを手がける職人たちにイチローが求めるものがある。「プロの仕事って覚悟がないとできないから。覚悟を持ってるかどうか。別に僕は、(久保田)名人や(後継者の)名和さんに『打てる』と思うバットを作ってほしいわけじゃなく、彼らの持ってるもの、すべてをそこにそそぎ込んでもらいたい。おれはここまでやったから、あとはお前次第だ、っていうのを感じたい。僕は僕、選手としてやれることをやる」。
残るは、あと5本に迫った年間200安打だ。史上初となる9年連続の快挙へイチローが快音を響かせる。
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最終更新:9月7日18時38分


