任天堂がWii低迷で通期予想を下方修正、値下げも響く
10月29日19時34分配信 ロイター
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| 10月29日、任天堂がWii低迷で通期予想を下方修正。写真は京都市内の同社本社。2008年12月撮影(2009年 ロイター/Issei Kato) |
トムソン・ロイター・エスティメーツによる主要アナリスト19人の予測平均値4291億円を13.7%下回っている。通期予想は、売上高を1兆5000億円(従来予想1兆8000億円)、当期利益を2300億円(同3000億円)に、それぞれ引き下げた。
Wiiについては上期の販売低迷を受けて、通期の販売台数計画を当初の2600万台から2000万台に下方修正した。Wii向けソフトの販売計画も1億8000万本(従来計画2億2000万本)に修正。携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」は3000万台の当初計画を据え置いたが、DS向けソフトは1億5000万本(同1億8000万本)に見直した。任天堂は11月21日から「DSiLL」を希望小売価格2万円で発売し、DSの販売台数計画の達成を目指す。
任天堂は10月1日から、Wiiの価格を2万円とし、従来の2万5000円から値下げした。今期の為替の前提を1ドル=100円から90円に変更し、円高に振れたことも業績の下ぶれ要因となった。
大阪市内で会見した岩田聡社長は上期のWiiの数字が悪い」と指摘した上で、今期はハードをけん引するソフトが不足していたことを要因にあげた。通期予想の下方修正については「(値下げによって)販売もある程度は戻ってきたが、昨年の同時期には若干とどいていない。上期の不振を取り戻すほどに売るのは難しいという判断をした」と述べた。ただ、2000万台の新しい計画は「かなりまとまった量が動かないと達成できないが、(値下げによって)勢いが戻るという手ごたえは感じた上で出した数字だ」と強調した。
<4―9月期は円高も響く>
09年4―9月の連結業績は、営業利益が前年比58.6%減の1043億円になった。通期予想に対する進ちょく率は28.2%。前年同期の通期実績に対する割合は45.4%だった。売上高は、同34.5%減の5480億円、当期利益は同52%減の694億円だった。Wiiの販売低迷のほか、為替の円高も響いた。想定よりもドルで10円、ユーロで30円の円高になり、4―9月の売上高には約860億円の影響があったという。
4―9月期の販売実績では、Wiiの台数が前年同期比43%減の575万台にとどまった。Wii向けソフトの販売も6%減の7621万本だった。4月から新型機を海外投入したニンテンドーDSの台数は同14%減の1170万台、ソフトは同16%減の7115万本だった。
中間期の配当は、従来予想の1株あたり430円から270円に引き下げた。さらに期末配当も、従来予想の840円から690円に引き下げた。これにより年間配当は960円(前期実績1440円)になる見込み。
(ロイター日本語ニュース 村井 令二)
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最終更新:10月29日19時34分



