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<アポ電詐欺>携帯の番号変わった…事前連絡で警戒緩ます

11月12日15時1分配信 毎日新聞

 被害者宅に、携帯電話の番号変更を伝える電話を事前に入れて警戒を緩ませる「アポ電」の手口のオレオレ詐欺が10月に急増し、全体の7割を占めたことが分かった。オレオレ詐欺被害の8割以上が東京、愛知など6都県に集中していることも判明。警察庁は「振り込め詐欺に対する注意力が低下し、すきが生まれている。番号が変わった、という電話は詐欺の予兆」と注意を呼びかけている。

 10月(1〜27日)の振り込め詐欺の認知件数は469件で被害総額は7億9251万円。このうち、オレオレ詐欺は255件(前月同期比30件増)、4億9998万円(同1億3967万円増)で、それぞれ全体の54.4%(同7.1ポイント増)、63.1%(同5.5ポイント増)を占める。

 警察庁によると、統計を取り始めた04年7月以降、オレオレ詐欺の割合が5割を超えたのは04年の2回だけで、この10月の多さは際立っている。このうち、警察官をかたり、キャッシュカードを実際に受け取りに来る手口を除いた238件(未遂3件含む)のオレオレ詐欺被害のうち、アポ電を伴うものは約72%に上った。

 アポ電の手口としては、都内のある被害者宅に次男を名乗る男から「携帯をトイレに落としたから番号が変わった。声が変なのは風邪を引いてるから」と連絡があった。その1時間後、再び男が電話をかけてきて「同僚の借金の保証人になった。200万円貸して」と懇願したため、被害者は指定口座に全額を振り込んだという。

 238件の被害は1都1道2府22県にわたり、東京101件▽愛知31件▽埼玉27件▽神奈川18件▽千葉17件▽静岡9件と、6都県だけで約85%を占めた。だます際の作り話は、借金の返済(66%)や会社トラブル(19%)、妊娠中絶(3%)など古典的な理由が大半で、送金手口もATM(現金自動受払機)や窓口など金融機関を経由した旧来型が82%に上っている。

 警察庁は11月14日までの1カ月間を撲滅月間に指定、全国銀行協会と協力してATMなどでの声かけをしているが、効果は限定的という。【千代崎聖史】

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最終更新:11月12日15時31分

毎日新聞

 

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