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オバマ大統領は「奥巴馬」か「欧巴馬」か―漢字表記で米中対立

11月20日10時12分配信 サーチナ

オバマ大統領は「奥巴馬」か「欧巴馬」か―漢字表記で米中対立
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米中間で「オバマ」大統領の中国語表記をめぐり、対立が発生した。米国側は、原語の発音に比較的近い「欧巴馬(オウバマ)」の表記を要望。中国語は、すでに定着した「奥巴馬(アオバマ)」の方が「不都合が少ない」として、双方の意見は一致していない。
 19日付新華社電によると、米中間で「オバマ」大統領の中国語表記をめぐり、対立が発生した。米国側は、原語の発音に比較的近い「欧巴馬(オウバマ)」の表記を要望。中国語は、すでに定着した「奥巴馬(アオバマ)」の方が「不都合が少ない」として、双方の意見は一致していない。

 中国語では、外国人名や地名などの固有名詞が漢字で表記することになる。それまで知られていなかった語が登場した場合、まずいくつかの表記が登場し、時間の経過とともに、自然に統一される場合もある。

 米オバマ政権は、漢字表記についてことのほか神経質で、中国で「ホワイトハウス」の呼称として定着している「白宮」もふさわしくないとして、訂正を求めたことがある。「米国に宮殿はない」との理由で、「白屋」と呼んでほしいと求めた。ただし、中国で表記を変更する動きはない。

 「オバマ大統領」については、在中国米国大使館の広報官が「発音が原音により近い『欧巴馬』を使ってほしい」との考えを示した。

 一方、中国政府関係者は、中国で普及している「奥巴馬」では、原語との発音にやや距離があることを認めたが、「欧」の文字にはいくつか不都合があるとして、米大統領の姓の表記として使うことに、難色を示した。

 まず挙げたのは、日本語の「オバサン」に由来する「欧巴桑(オウバサン)」との語が中国人の一部で広まっていることだ。「年配で、それほど上品ではない女性」のイメージがあり、「文字構成が似ているので、米大統領のイメージが『欧巴桑』と重なりかねない。それでは失礼に当たる」という。

 また、中国でヨーロッパは「欧洲」と表記するので、米大統領名として使うと混乱しかねないという。中国政府関係者は、「奥」の文字には「深み」との意味があり、「私個人も、好きな文字だ」と説明した。

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◆解説◆
 中国では、外国語の固有名詞を漢字表記する際、中国語の方言差による「不合理さ」が生じる場合もある。たとえば、国名のスイスは「瑞士」は標準語では「ルイシ」と発音され、原語発音とは相当に違う。「瑞士」は、広東語での表記が中国全土に広まった。広東語での発音は「シュイシ」で原語発音に比較的近かった。

 国外地名の中国語表記では、意訳の場合もある。アイスランドは「氷島(ビンダオ)」、太平洋のミッドウェー島は「中途島(ヂョントゥーダオ)」と呼ばれる。

 ベトナムなど、漢字圏だった地域の地名は、元の漢字表記を用いる。ベトナムのハノイは「河内」と表記。(編集担当:如月隼人)

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最終更新:11月20日21時16分

サーチナ

 

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