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「Windows XP」のサポート期間が終了したらPCの買い換えは必要?

THE PAGE 2014年1月8日(水)18時0分配信

 米Microsoftが2001年10月にリリースしたOS「Windows XP」のサポート期間が、今年の4月9日に終了を迎えます。「サポート期間が終了すると何が起こるの?」「そのまま使い続けられないの?」という方のために、サポートの内容や期間終了後の危険性などを見ていきましょう。

OSのサポート期間とはどんなもの?

 まず、OSのサポート期間についての解説です。MicrosoftではOS製品のサポートとして、仕様変更や新機能の追加までを含む「メインストリームサポート」と、ビジネス・開発用製品を対象に不具合対応やセキュリティ関連の更新のみを行う「延長サポート」を提供しています。期間はいずれも最短5年ですが、OSでは次期バージョンの製品がリリースされた2年後にサポートを終了する可能性もあります。

 Windows XPの場合は、次期OSである「Windows Vista」がリリースされた2年後の2009年4月にメインストリームサポートが終了しました。通常であれば、ここからはビジネス・開発用製品の「Professional」と「Tablet PC Edition」だけが延長サポート期間に入る予定でした。しかし、当時はコンシューマ向けの「Home Edition」が非常に高いシェアを誇っており、このままサポートを終了すると数多くのPCがセキュリティ面で不安を抱えることになるため、Microsoftでは「Home Edition」と「Media Center Edition」にも2014年4月8日までの延長サポート期間を適用したわけです。

鍵の壊れたドアが増え続ける危険性

 それでは、サポート期間が終了すると一体なにが変わるのでしょうか。機械的な意味で「そのまま使い続けられるのか」と聞かれれば答えは「イエス」です。PCが起動しなくなったり、今までの機能が使えなくなるようなことはありません。しかしここで一番重要なのが、セキュリティ強度が大幅に低下することです。

 普段あまり意識する機会はないと思いますが、サポート期間中はWindows Updateの更新プログラムによって不具合対応やセキュリティ関連の更新が行われています。新たに発見されたセキュリティホールや脆弱性などを継続的な更新でカバーし、ウイルスやクラッキングといった悪意のある攻撃からPCを保護するわけです。

 この更新がなくなると、当然ながらOSのセキュリティホールや脆弱性はそのまま放置されることになります。家に例えるなら鍵の壊れたドアが増え続けるようなものですから、非常に危険な状態といえます。

「セキュリティ対策ソフトを使っているから大丈夫」と思うかもしれませんが、残念ながらこれらのソフトではOSのセキュリティホールや脆弱性自体を埋めることはできません。ドアの鍵が壊れたまま警備会社を雇っているようなものなのです。

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最終更新:1月31日(日)3時20分

THE PAGE

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