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佐村河内氏の“聴力回復”に医学界騒然 「本当なら学会発表レベル」

東スポWeb 2月14日(金)9時0分配信

 墓穴を掘った!!“エセ作曲家”佐村河内守氏(50)が、さらなる窮地に追い込まれることになる。全聾(ろう)であることを撤回し「3年前から回復してきた」と告白した同氏に医学界は騒然。事実ならば奇跡としか言いようがなく、近日中に行う記者会見では具体的な説明が求められるからだ。厚生労働省も障害年金の不正受給を念頭に“捜査”を始めており、騒動はもはや国家的な関心事に…。さらなる疑惑も次々と噴出しており、身体障害者手帳を返上してハイ、おしまいとは到底いかない。

「本当に聴力が回復したのなら、奇跡としか言いようがない。それこそ学会で発表してもいいレベルです」

 そう断言するのは、耳鼻科専門医だ。「両耳が聞こえない」はずの佐村河内氏が12日未明に発表した謝罪文で「3年くらい前から言葉が聞き取れる時もあるまで回復していました」と明かしたことが、専門医を驚かせ、そしてあきれさせている。

 もっとも、この「回復」は、どう聞いても言い訳くさい。18年間ゴーストライターを務めた大学講師の新垣隆氏(43)が先日の会見で“全聾偽装”を暴露したことに加え、周辺人物からも次々とそれを裏付ける証言が飛び出し「もう逃げ切れない」と感じたから書いたのだろう。

 ただ佐村河内氏は、耳が聞こえなくなり、2002年に聴覚障害2級と認定され、身体障害者手帳を持っていることは事実と主張している。この2級は、聴覚障害で最も症状が重く、一般に電車が通る時にガード下にいても音が聞こえない状態。認定者は住民税、所得税の控除のほか、障害基礎年金として77万8500円が毎年支給される(子供なしの場合)。

 この日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」に出演したジャガー横田の夫で医師の木下博勝氏(46)は佐村河内氏の主張について「全くのうそっぱちだと思う。(回復する可能性は)100%ないと言っていい」とコメント。自然治癒などの可能性についても「ない。読んだこともないし、出合ったこともない」と言い切った。ネット上でも「ありえない」「うその上塗りだろ」という意見が圧倒的だ。

 それだけに、近日中に行われるであろう謝罪会見では、誰もが納得する説明が求められる。

 前出の耳鼻科専門医は「仮に聴力回復が事実ならば、同じ聴覚障害で苦しむ人たちにとっては、希望の光。彼はどのような治療法でどのようにして回復したのか、きちんと説明する義務がある。うやむやにするのは、障害者を冒とくするのと同じだ」と力説する。

 佐村河内氏としては、代理人弁護士と熟考の末に謝罪文をしたためたはずが、完全に墓穴を掘ってしまったわけだ。

「佐村河内サイドは一日も早く騒動を収束させたい。今後、専門医の検査を受け聴力回復を立証したあと、手帳を自主返還し、ひと通り謝罪して幕引きにしたいはず。手帳自体の不正取得疑惑にまでメスを入れられることを最も恐れている」とは事情を知る関係者。

 だが、その狙いもアテが外れそうだ。田村憲久厚生労働相は12日の会見でこの話題に言及し「手帳の取り消しを含め、適切に対応してもらう」と交付した横浜市に真相解明を指示。佐村河内氏が障害年金の受給要件を満たしているかを確認した上で「もらえる条件でなかったらお返しいただくことになる」と強調した。

 日大名誉教授の板倉宏氏(刑法)も「聴力が回復しているのに3年間うそをついて手帳をせしめていたのだから、詐欺罪に当たります。ゴーストライターの問題で著作権でも詐欺をしているわけですから、併合で懲役15年以下の刑になる。実際は懲役3年ほどでしょう」。続けて「手帳を自主返納したからといって、刑が軽くなることは絶対にありません。むしろ、それだけ話題になれば、当局は積極的に取り扱うでしょう」と述べた。

 一部では、さらなる疑惑として、同氏が聴覚障害以外にも腱鞘(しょう)炎や光を浴びると片頭痛や頭鳴症が起きると話してきたが「それも“弱者”を演じるための詐病では?とウワサされている」(テレビ関係者)。

 謝罪文の発表で、またまた疑惑を深めた佐村河内氏。すべてを洗いざらい話すのは、手が後ろに回ったときなのか。

最終更新:2月14日(金)9時0分

東スポWeb

 

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