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中国の国産大型ジェット、受注殺到も開発遅れ―中国メディア

XINHUA.JP 4月3日(木)6時40分配信

エアバスとボーイングの旅客機2強への挑戦を目指し、中国商用飛機が大型ジェット旅客機の開発を進めている。4月2日、第一財経日報が伝えた。

エアバスの陳菊明中国総裁は「中国は今後20年で世界最大の航空市場になるだろう」と予測。航空機の販売だけでなく、中国での現地生産を着々と進めている。ボーイングは米国の生産ラインを中国に移管していないが、35を超える中国のサプライヤーがボーイング機の製造に関与し、さらに多くの企業が部品生産に関わっている。また、両社は中国の研究機関や石油メーカーとも提携し、航空バイオ燃料の生産や関連技術、航空分野の人材育成などにおいても協業を深めている。

一方、上海で国産の大型ジェット旅客機C919の研究開発を進めている中国商飛は、まだ研究段階にもかかわらず中国の航空会社やリース会社から既に400機の受注を得ている。

同社は、C919を含むナローボディ機(通路が一本の旅客機)市場について、今後20年で2万1200機以上、1兆9000億ドルの需要があり、中国市場だけでも3602機、3210億米ドルと見込んでいる。同社は、中国市場の3分の1のシェアを確保し、エアバスとボーイングの戦い割り込んで「3強」を形成するという目標を掲げている。

しかし、2強が着々と中国で足場を広げているのに対し、中国商飛は機体の完成時期にも遅れが生じている。150座席のC919はエアバスとボーイングの人気機種A320B、737MAXと正面から競争することになる。さらに両社は、燃費を高めるなど機能を改善した同型のアップグレード版を展開すると発表している。エアバスは来年第4四半期にA320を改良したA320neoの引き渡しを計画しており、すでに50社から2600機以上を受注している。2017年に引き渡し予定のボーイング社の新型B737MAXも、受注数はすでに1848機に上っている。

中国の国産ジェット旅客機ARJ21−700の総設計者の呉興世氏は「民用航空機の開発は投資回収に20−30年かかる。しかも、中国の航空機製造技術は先進国とは大きな差があり、リスクは少なくない」と話している。

(編集翻訳 浦上早苗)

最終更新:4月3日(木)6時40分

XINHUA.JP

 
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