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不合格者に「合格」通知 佐賀県立中学入試で送付ミス

佐賀新聞 1月28日(木)21時45分配信

合否の変更はせず

 佐賀県立武雄青陵中学校(江浦伸昌校長)は28日、入学者選抜の合否通知で、本来不合格だった受検者1人に対し、誤って合格と記載した文書を送付していたと発表した。受検者の保護者からの連絡でミスに気付き、経過を説明して謝罪した。県教委は「選抜は適正に行われた」として合否の変更はしない。

 江浦校長によると、合否通知は発表日の27日に全受検者の252人に届くよう郵送した。結果を受け取った保護者から「合格者に入っているはずの入学意思確認書などの文書が入っていない」と電話連絡を受け、誤った合格番号を記載した「合格者受検番号一覧」を送付したことを把握した。

ミス文書が紛れる

 合格者番号一覧は職員3人で作った。職員間の確認作業で合格者120人のうち、1人の番号を間違って入力したことを発見した。修正して管理職の決裁を受けた正式な文書を、受検者の封筒に入れる際に当初のミスをした文書が紛れ込んだとみられる。

 担当職員が入試の事務要綱に反して、誤入力した最初の文書に決裁前にもかかわらず校長印を印刷していたことに加え、誤った文書を廃棄処分しなかったなど、ずさんな対応がミスの原因となった。

 同校は全受検者に連絡し、誤った文書を送った可能性があることを伝える。

校長「深くおわび」

 県庁で会見した江浦校長と県教委の松尾敏実学校教育課長は「受検者の家族に混乱を与え、本当に申し訳ない。入試への信頼感を揺るがすようなことを起こし、深くおわびしたい」と謝罪した。

 県立中学の選抜試験は16日に実施、27日の合否発表で学校の掲示やホームページの公表に誤りはなかった。

最終更新:1月29日(金)19時12分

佐賀新聞