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なぜ今時のプリクラは盛りまくるのか? 10年開発を率いるプロに聞いた

BuzzFeed Japan 3月7日(月)11時50分配信

1995年に登場し、20年に渡って愛されている「プリクラ」。最近では、目が大きくなったり足が細長くなったりする“不自然な加工”に焦点が当たることも。どうしてこのような仕様になったのでしょうか。業界最大手、フリューで年間9台の開発を手掛ける稲垣涼子さんに話を聞きました。

ーー最近のプリクラ、盛りすぎじゃないですか?

会う人会う人に言われますね。目大きすぎませんか、足細すぎませんかは絶対言われます。

ーープリクラ誕生時は、ありのままの自分が写っていました

私もその世代なんでわかります(笑)でも、機械が進化したから加工が激しくなったわけじゃないんです。女子中高生に毎週ヒアリングした情報をベースに、喜んでもらえそうな企画を考えて作ると、ああなるんです。

ーーあれ? 若い子があの写りを求めているんですか?

はい。大人が変だと思っても、売上やデータを見るとデカ目で“盛れる”写りが確実に人気です。彼女たちは柔らかい感性で、細かい写りを見極めています。そうした子たちの声を毎週聞いて、機能やデザイン・写りを決めています。

若い女の子が“盛り”を求める理由

ーーどうしてイマドキの女の子は“盛れる”写りが好きなのでしょうか。

流行もありますが、そもそもプリのメインターゲット層である中高生って顔が出来上がってないんです。まだまだ成長途中で、メイクも毎日するわけじゃない。だからプリを撮る時ぐらいは、好きなモデルや芸能人のような「憧れ」に近づきたいという願望があるんだと思います。大人は顔も完成していて、自分の顔のイメージが固まっています。メイクもしてるし、だからこそプリで加工されることに違和感を持つんです。

ーーたしかに、メイクなんてしてなかった……。

プリでは落書きでリップやチークの色も選ぶことが出来ます。大人はなんてことない体験でも、若い子にとっては「真っ赤なリップ」を試すなんて一大事。いつもと違った自分になれる場なんです。

ーーと、いうことは違和感を感じた時点でプリクラの対象年齢ではないんですね。

おっしゃる通りです。私たちもわからないので、生の声を聞いて“いかに若い子の気持ちになるか”という努力を大事にしています。

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最終更新:3月7日(月)11時50分

BuzzFeed Japan

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