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野球賭博問題で新作「パワプロ」から消えていた巨人・高木京

東スポWeb 3月15日(火)16時0分配信

 やはりと言うべきか。プロ野球界の野球賭博問題が、とうとう子供たちの野球ゲームにも波及してしまった。4月28日発売の人気プロ野球ゲーム「実況パワフルプロ野球2016」(コナミデジタルエンタテインメント)から、野球賭博への関与が判明した巨人・高木京介投手(26)が日本野球機構(NPB)の依頼により登場しなくなったことが、本紙の取材で明らかになった。

「パワプロ」シリーズは1994年から発売されるプロ野球を題材にした人気ゲーム。現在はコンシューマー版(家庭用ゲーム機)、スマートフォンアプリ版などが展開されており、選手が実名で登場するのが特徴のひとつだ。

 同ゲームの公式サイトでは、来月発売される2016年版ゲームに登場する12球団の選手が発表されている。楽天のオコエ瑠偉外野手(18)といった昨年のドラフト選手や新外国人選手も含まれる最新版だが、巨人の選手の中に、昨年中継ぎで活躍した高木京の名前はなかった。

 コナミの広報部は「今回の事態を受けて、ライセンサーの指示により対応しました」とNPBの依頼により高木を登場させなかったと説明。昨年11月に野球賭博への関与が発覚し無期失格処分となった笠原将生氏(25)、福田聡志氏(32)、松本竜也氏(22)も高木京と同様に、NPB側の指示で登場しない。

 コナミではパワプロ以外でもモバイルゲーム「プロ野球スピリッツA」「プロ野球ドリームナイン」、ブラウザゲーム「プロ野球ドリームナイン SUPERSTARS」(ドリナイSS)でNPBのライセンスを使用している。

 いずれも選手のカードを集め、第三者とオンラインで対戦するゲームだが、野球賭博に関与した選手のカードが入手できないように対応が取られている。

 さらに関与選手のカードを既に入手している利用者が対戦に仮に使用したとしても、相手からは選手の姿はシルエット、名前も「巨人No.9」と実名が伏せられる“シルエット化”という対応が取られている(「ドリナイSS」に関しては16日から対応)。

 現在ではゲームのオンライン化が進み、細かな変更がリアルタイムで行えるようになった。そのため、逆にゲームメーカー側としては問題に即応せざるを得ない状況が生まれている。

 野球人気がゲームの売り上げに直結するだけに、コナミも今回の野球賭博事件の被害者だ。賭博疑惑が万一、レギュラークラスの選手にまで広がったら、ゲームの面白さも半減、プロ野球の未来を支える子供たちからもソッポを向かれかねない。

最終更新:3月15日(火)20時37分

東スポWeb

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