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米国が人型ロボットで世界を席巻するのか?「アトラス」さらに進化

ニュースイッチ 3月16日(水)11時50分配信

ボストンダイナミクスが定期的に発信する驚き

 2011年10月。ロボットベンチャーの米ボストンダイナミクスは驚くほど機敏で、見たことのないような動きをする人型ロボット「ペットマン」を発表した。日本製を含む他のロボットも似たような動作は可能だったが、ペットマンの人間のような形状とスムーズな動き、素早さにはかなわなかった。

それから2年もたたないうちに、同社はペットマンから派生させた「アトラス」を公開した。 堂々とした体と優れた技能を持ち、DARPA(米国防総省国防高等研究計画局)主催のロボティクス・チャレンジ(DRC)の参加チームに多数採用された(グーグルもアトラスに注目し、後にボストンダイナミクスを買収)。アトラスはロボットの歴史の1ページを飾る代表的なモデルとなり、やがて他のメーカーもそのレベルに追いついてくるようになってきた。

 現在では、ボストンダイナミクスというと何か過去の存在のようにもなってきていたが、再び人型ロボットの身体機能のレベルを上げたようだ。2月にはユーチューブに流線形をした「次世代アトラス」がひっそり公開され、雪の積もった不整地をバランスを取って難なく歩いたり、箱を積み重ねたり、目標物を追いかけたり、地面に激しく倒されても自分で起き上がったりと、まるで人間のような異能を見せつけた。

 こうした機能の多くは、より効率的・効果的な油圧部品を新たに開発し、ロボットの手足に埋め込むことで実現したという。ユーチューブのビデオは1400万回も再生され、我々としても非常に驚いたと言うほかない。

 とはいえ、昨年のDRCで優勝した韓国のDRC-HUBOや、米カーネギーメロン大学の「チンプ」、米航空宇宙局(NASA)の「ヴァルキリー」と「ロボシミアン」、イタリアの「ウオークマン」、日本の「HRPシリーズ」といった優れた人型ロボットにも目を向ける必要がある。もちろん、(我々が「アシモ―X」と呼ぶ次世代モデルも含め)ホンダの「アシモ」もだ。これらすべてが素晴らしいプラットフォームではあるが、我々の知る限り、それらのどれも新型アトラスの身体能力には太刀打ちできない。

 率直に言えば、ボストンダイナミクスは注目と称賛に値するものの、ヒューマノイドロボットは世界中で急速に発展しつつあり、ほかのロボットも同じように進歩を遂げているとみて差し支えない。ロボットのより詳細な情報がもたらされるのは常に有益なことだ。そのため、ボストンダイナミクスが性能を向上させたモデルで定期的に我々を驚かせてくれるのと同じようなことを、ほかのロボットにも期待したい。お待ちしています!

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最終更新:3月16日(水)11時50分

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