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ハリルホジッチ監督「私を批判してくれても構わないので、チームをほめてほしい」/日本代表

ISM 3月25日(金)8時40分配信

 日本代表は24日、2018年W杯アジア2次予選兼AFCアジアカップ2019予選でアフガニスタンと対戦し、5対0と勝利した。以下、試合後の記者会見でのヴァヒド・ハリルホジッチ監督のコメント。

●ヴァヒド・ハリルホジッチ監督コメント

「美しい勝利だった。本当に勇敢に戦い、私が要求したアグレッシブさを出してくれた。試合の入りはパスに慌てた部分があった。ボールは速かったし、滑っていて、選手たちがうまくやろうとしすぎていた。そのためにパスや判断で正確さを欠いてしまった」

「アフガニスタンも引いて、かなりしっかり守備をしていたので、我々が仕留めるところでうまくいかなかった。GKも何回かいいセーブをした。今日、評価したいのは、チームスピリットが素晴らしかったことだ。このようなアグレッシブさを私は求めていた。相手は我々の16メートルに入ってこれなかった。FKは2、3回避けることができたが、守備は全員がうまくやってくれた。初めてこのオーガナイズを試したし、新しい選手にもチャンスを与えることで、何人かの選手を休ませることができた。選手にはブラボーと言った」

「サポーターの皆さんも、この勝利を喜んでくれることを期待したい。これから2次予選、最後の試合の準備をしなければならない。さらに厳しい相手になるので、ファイナルの気持ちでやらないといけない。最後の試合に勝利するためのトライをしたい。そして、かなり大きな目的を用意しているが、まずは勝利と失点をしないことを目指したい」

Q:5点目のシーンでアシストしたハーフナー選手とゴールを決めた金崎選手の評価は?
「(ハーフナー・)マイクを使うときは空中戦と、頭で折り返すという彼の長所を活かすことを考えた。日本代表はここ数年、このようなプレーが習慣化されていなかった。彼へのセンタリングを多くしたが、これはオプションだった。W杯予選の厳しい戦いのなかで、こういうオプションを試すことができた。2トップを使うときは、1人がパス、1人が点を取るという補完関係も必要だ。とにかく、今日はチームスピリットが素晴らしかった。たくさんの喜びもあったし、野心があった。たくさん要求したアグレッシブさが出た。森重、吉田、清武、(香川)真司、みんなそうだ。それもまた、我々にとって新しいことだった」

「(金崎)夢生は新しい選手だが、彼の戦う姿勢や存在感は良かったし、よくボールを呼びこむ動きをしてくれている。アカデミックなゴールではなかったが、それでも取ってくれたのはうれしい。もう2、3点取れたとは思うが、新しい選手なので、もう少し経験と自信が必要だろう。こういった選手も評価していいと思う。マイク・ハーフナーとは違ったソリューションのひとつだ」

Q:初めての2トップの手応えは? また1点目と2点目は縦方向で狙ったゴールだったが、目指していたものか?
「初めて使ったオーガナイズだが、すべてがパーフェクだったわけではなく、慌てた状況もあった。我々の右サイドをアフガニスタンはしっかり封じていたため、我々は左サイドに可能性を求めた。(長友)佑都と(柏木)陽介のところは、少し判断が悪いところもあった。ボールが理想的な状態で送られたわけではない」

「私としては、グラウンダーのセンタリングを入れてくれと要求した。なぜならFWが止まった状態でプレーしていて、フリーな選手を探すのが難しかった。GKとDFの間のゾーンにボールを送るべきだった。そこで慌てた状況になった。1回のトレーニングで新しいオーガナイズを試したわけだが、2試合目はもっとよくなるだろうし、数ヶ月くらいは必要かもしれない。私はときどき、こうしたリスクをかけることをするが、それでも時間をかける必要がある」

「1点目は難しかったと思うが、アフガニスタンの選手も少し疲れていたし、我々のプレーのスキルはどんどん上がっていった。ただ、この勝利は自動的に得たものではなく、我々が追求して得たものだ。5対0で勝ったが、もっとスピードあげて、もっと点を取ることを求め続けていた」

Q:前半に選手が円陣を組んでディスカッションしていたのは、自分たちで考えようとしていると捉えているか?
「選手同士で話す権利はあるし、私は毎回指示をするのではなく、彼らに責任を持ってやってほしいと思っている。私はすべてを説明することはできない。この2日間、私はおそらく50回のミーティングを行った。スタッフのミーティング、個人のミーティング、全体のミーティングを合わせて、アフガニスタン戦のためだけに、それだけのミーティングを行った。グラウンドにいられる時間は少ないので、それだけのスピーチを重ねた。そうしたなかでのチームのスピリットは評価したい」

「最後の5分でも彼らは前からプレスをかけ、アフガニスタンは我々の16メートルには入ってこれなかった。こういったチームスピリットを見せることで、さらに向上できるのではないか。選手にもチョイスを説明するし、彼らも私に説明を求めてくる。すべてのアクションをデザインすることはできない。相手の形を見て、『これがいいかな』と思うものだけを提案している。ダイヤゴナルがいいのか、逆サイドで仕留めるのがいいのか、そして最後の16メートルで人数をかけるということは話している。彼らはもっともっとできると思う」

Q:新しいオーガニゼーションに選手は対応していたが、個々のパフォーマンスにばらつきがあったのは理解度の差なのか、フィジカルコンディションの差なのか?
「あのバルセロナでさえ、1回目の試合で理想の形にはならない。我々が考えるフットボールは難しい。前へのプレーが一番難しい。ディフェンスでブロックを作るほうが簡単だ。相手は、我々の30メートルには入れなかった。W杯予選でそういうことが起こった。最終ラインでなく、我々全員が関わった。オフェンスの展開だが、少し慌てたり、ボールがよくなかったり、ポジションチェンジできなかったり、ということはあった。うまくやろうとしすぎたところはあった。観客がどう評価したかはわからないし、我々のアイデアが次にうまくいくのか、さらに時間がかかるのか、それは様子を見ないとわからない」

Q:今日の試合でこの方法を試した理由は?
「監督というものは、時々スペシャルな考え方をする。なぜかというと、まずは選手たちが、相手と比べて十分なクオリティがあるという判断があった。もちろんリスペクトはしているが、それでも何かトライはできると思った。もっと強い相手だったら、トライすべきだったかどうか分からない。親善試合だったらどうか。それはウィーだが、2次予選で愚かなことはできない。私はシンガポール戦のことを忘れていないし、選手たちにも繰り返し伝えてきた。誰も勝利をプレゼントしてはくれない」

「とにかく、こういった機会で試してみたかった。2、3人の選手が遅れて合流してきたため、彼らをプレーさせるリスクなど色々な要素も含めて考えた。原口を少し真ん中気味で使ったのも新しい試みだ。柏木を少し前めにして、2人のFWを同時に起用したりと、いろんなことをトライしてみた。これでグループが豊富になる。監督として、すべての可能性をトライしておかないといけない」

Q:先制点を奪うまで43分かかったが、シンガポール戦のことが脳裏をよぎった?
「皆さんと同じで、シンガポール戦のことを思い出した。ただ、アグレッシブさとやる気の部分で違っていた。彼らは5秒すら惜しまず努力して点を取ろうとしていたので、不安はなかったし、点を取るだろうという確信はあった。選手が疑問を持つのではないかという不安はあったが、相手がフィジカル的に落ちてきて、スペースが広がってきていた。本田も準備していた。後半はスピードアップしていたので、結果はロジックだった。7点目、8点目が入っていればノーマルだったと思う。皆さんにも少しは評価してもらえるとうれしい。私を批判してくれても構わないので、チームをほめてほしい。今日はチームのスピリットが素晴らしかった。このチームを誇りに思うし、このチームで成功したい」

「(ヨハン・クライフ氏の他界について)これは哀しいニュースだ。歴史に残る偉大な選手が亡くなった。彼とはカンプ・ノウでの世界選抜の試合で一緒にプレーしたことがあった。私は素晴らしいゴールを2つ決めたが、主審は私のことを嫌っていたので認められなかった。彼は素晴らしいプレーヤーであり、クリエイターであった。現代フットボールに様々なものをもたらしてくれた。家族の皆さんに深くお悔やみの言葉を申し上げたい」

「それから今日は大仁邦彌会長にとっても、最後の代表戦だった。大仁会長と霜田技術委員長が私にコンタクトをとってくれて、私をサポートし続けてくれた。私が平穏に仕事をすることができたのも彼らのおかげだ。男子、女子に関わらず、日本のフットボール界に大いに貢献してくれた。本当に深く感謝を申し上げたい。それから原さんもJFAからJリーグに移ったが、彼にも感謝している」

最終更新:3月25日(金)8時41分

ISM

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

車椅子で海中散歩
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