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アジア予選の“ジレンマ”語る本田「世界的に見ると不利」

ゲキサカ 3月26日(土)20時38分配信

 5-0で大勝したことを評価しないわけではない。しかし、世界を見据えたとき、この一戦が“物差し”にならないことは明らかだった。日本代表FW本田圭佑(ミラン)は、自身が欠場した24日のW杯アジア2次予選・アフガニスタン戦(5-0)について冷静に分析した。

「大差で勝ったことは評価されるべきだけど、厳しいところに目を向けないといけない。岡崎の1点がなかったら、ああいう展開にはなっていなかった。前半の30分間の戦い方を見る限り、去年のイラン戦で出た課題は解消されていない」

 本田やMF香川真司らがベンチスタートとなり、メンバーが入れ替わる中で4-4-2の新システムを試した一戦。「さらに競争は激しくなったと思うか」という質問に「競争が必要だというのは以前から言ってきたことで、それは当たり前に必要だけど、競争を計り得る状況下ではなかった」と応じ、「競争の場をアフガニスタン戦に求めないといけない。だから計れない」と、この試合だけで判断、評価はできないと語った。

 ここにアジア予選の難しさがある。「予選を戦ううえで、そのレベルというのは、アジア全体で世界的に見ると不利。W杯に向けた準備の中で、このレベルでしか2年間戦えない。アジア杯で優勝したチームだけが唯一、コンフェデレーションズ杯に出て、若干のシミュレーションができる。ただ、それもたったの3試合」。格下相手の試合が続くアジア予選で、世界で勝つためのチームづくりをしないといけないというジレンマ。歴代の日本代表は常にその“矛盾”と闘ってきた。

「やれることは限られているし、やれる相手も限られている」。しかし、日本人だからこそできることもあると本田は語る。「日本人は自分たちに厳しい目を向けて自問自答できる人種。外国人にそれはできない。それは我々の特長」と持論を展開した。

「限られた相手、限られた試合だけど、結果に一喜一憂せず、突き詰めていくしかない。ワンプレーに集中して、自己分析することが大事」。敵は相手ではなく、自分たち。自問自答を繰り返し、常に満足することなく、理想を追求していくことでしか成長はない。

最終更新:3月26日(土)23時28分

ゲキサカ

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