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目に負担をかけてくる前走車 クルマの「リアフォグ問題」どうすべき?

乗りものニュース 4月16日(土)10時0分配信

ヨーロッパでは義務のリアフォグ

 最近、道を行くクルマのリアがストップランプを点けっぱなしにしているような場面に、ときどき遭遇します。同じ進行方向で、ずっとあの明るさのまま前を走られたりすると目が痛くなることも。私(中込健太郎)はそんなとき、1カ所を見ずに時折、違うところへ視点を移動させるなどしてどうにか、目に負担をかけないようにしています。皆さんはそういう経験、ないでしょうか。

 実はこのまぶしいライト、リアのフォグランプです。

 一般的な「リアフォグランプ(後部霧灯)」は、濃霧などの気象条件によって視界がシビアな環境下で、後方からの被視認性を向上させる目的で設置される赤色の灯火のことであり、個数は2個まで、大きさは140平方センチメートル以下、明るさは35W以下と定められています。これは通常のテールライトよりも明るく、ブレーキランプと同等の明るさで、かつそれらより大きいものも設置できるということになります。

 加えて、「視界の悪い状況下でクルマの存在を知らしめる」ための補助灯なので、スイッチを入れておけば連続して点灯していることになります。ストップランプがずっと点いているようなものなので、視界が良好な場合、周囲のクルマからは視認性が高いどころか迷惑なほどまぶしい、そういうライトです。

迷惑でも罰するルールはない?

 リアフォグランプは1975(昭和50)年以降、ヨーロッパではすべての新型車に装着することが義務付けられています。日本では、一部のクルマで寒冷地仕様として装着されていたり、オプションとして設定されていたり、あるいは標準装着されているクルマもありますが、保安基準による装着義務はありません。「道路運送車両の保安基準」において「設置することができる」とされており、追加設置が可能なものという扱いなのです。

 さらには、運用に関しての明確な基準も見当たりません。「視界が何m以上の時は点灯させてはならない」とか、逆に「何m以下の時には点灯すること」といったルールがないのです。そもそも、日本においては装着義務もありませんし、であれば、それを全国一律のルールにすることも難しいでしょうから、そう考えれば、今の状況においてはこれは致し方のないことなのかもしれません。

 しかし冒頭のエピソードのような路上における無意識な振る舞いで、弊害をこうむることがあるのも事実。この両者、どう折り合いをつけたものだろうかと、ふと考え込んでしまいます。

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最終更新:6月17日(金)21時37分

乗りものニュース

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