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裁判所があのデコまんを「ポップアート」と呼んだ ろくでなし子に一部無罪

BuzzFeed Japan 5月9日(月)21時24分配信

女性器をかたどって装飾をほどこした石膏作品「デコまん」を展示したとして、わいせつ物陳列罪などに問われたろくでなし子こと五十嵐恵被告人の裁判。東京地裁(田辺三保子裁判長)は5月9日、デコまん3点について、「ポップアート」で「わいせつではない」と認定した。一方で、女性器を3Dスキャンしてつくったデータの送付については罰金40万円の有罪とした。

判決は「デコまん」をどのように評価したのか。

「洋菓子のような印象」

起訴された3点のデコまんは、どれも「実際の女性器を連想させうる」とした。

しかし、1つめの作品は「濃い水色」、2つめの作品は「白・銀色」で、どちらも毛皮が付いているなど、女性器を忠実に再現していない。印象は「毛皮を用いたオブジェのよう」だとした。

もう1つについても濃い茶色にクリーム・ビスケット・イチゴなどの装飾が施されていて「全体として洋菓子のような印象」とした。

そのうえで判決は、デコまんを次のように評した。

「ポップアートの一種であると捉えることは可能」。

「女性器というモチーフを用いて見る者を楽しませたり、女性器に対する否定的なイメージを茶化したりする制作意図を読み取ることはできる」

さらに踏み込み、「芸術性や思想性、さらには反ポルノグラフィックな効果が認められ」るとまで書いている。

そして、このような芸術性から性的刺激が緩和された結果、「いたずらに性欲を刺激しもしくは興奮させるもの」や「性欲を満足せしむべき物品」だとは言えず、デコまんが「わいせつ物には該当しない」と認定した。

3Dデータは「リアル」

一方で、「アウト」となった3Dデータはどう判断されたのか。

「色や感触に関するデータは含んでおらず、一見すると標本や地形図のような印象を与えうる無機質な特性を有している」としつつも、「女性器等の形状がリアルな造形によりあらわなまま再現されている」などとして、「性欲を強く刺激すること」を否定できないとした。

「プロジェクトアートの一環としてデータを評価すべき」という弁護側の主張については、わいせつ性の判断はデータ自体について客観的になされるべきだ、として退けた。

ろくでなし子さんは判決後の会見で、「デコまんをポップアートとして認定してくださったことは、うれしかった」と笑顔を見せた。一方で3Dデータがわいせつだとされた点については「不服です。控訴して高裁で戦いたいと思います」と話した。

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最終更新:5月9日(月)21時24分

BuzzFeed Japan

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