ここから本文です

大谷翔平、援護にも恵まれず7戦1勝3敗 「勝てない要因は大谷にもある」!?

Full-Count 5月9日(月)11時9分配信

日本ハム大谷はなぜ勝てない? 二刀流右腕に今、必要なことは

 日本ハムの大谷翔平投手が苦しんでいる。8日の西武戦では、打線に2点を先制してもらいながら、メヒアにソロ本塁打とタイムリーを浴びて同点とされると、6回には金子侑、岡田と伏兵に適時打を浴びて4失点で降板。逆転を許し、今季7試合目の登板で3敗目(1勝)を喫した。

日本ハム、過去10年のドラフト指名選手一覧

 援護にも恵まれなかったとはいえ、開幕から5試合勝ちなし。1日のロッテ戦でようやく初白星を挙げたが、西武戦でまたしても黒星と波に乗り切れない。8日の試合は最速159キロをマークしながら、甘い球を痛打される場面が目立った。

 現役時代にヤクルト、日本ハム、阪神、横浜の4球団で捕手として活躍した野球解説者の野口寿浩氏は「これだけ勝てないと『勝ち運がないな。しょうがないな』で済ませたらまずいのではないかと思います。そういうレベルのピッチャーではないので」と指摘する。

 いったい何がダメなのか。野口氏は、今季2戦目の登板となった4月1日のソフトバンク戦(草薙)で、すでに兆候が出ていたと見ている。

「あの試合では“ここぞ”というところのコントロールが甘かった。おそらく、対戦するバッターは最高の状態の大谷を想像して打席に立ちます。ただ、あの試合では寒さもあって、条件も悪くてボールが走らなかった。再三ランナー出して、ぎりぎりのところで粘って(6回)1失点という感じでした」

 ここまで7試合で50回2/3を投げ、39安打23四死球。防御率3.02は本来の数字とは言えず、それ以上に走者を背負うことも多い。制球が不安定で、リズムが生まれないことは、打線にも影響を及ぼす。

「勝てない要因は大谷にもある」、捕手目線で見る改善策は?

「今年は肝心なところで(打たれる)、というのがありますよね。ただ、(失点を)ゼロで抑えればいいという問題でもない。結果的に1失点に抑えた4月1日のソフトバンク戦みたいに、毎回毎回、ライナーが1~2人が出るけど、結局ゼロに抑えるとなると、打線にも火がつきません。となると、勝てない要因は大谷にもあるだろう、と。大谷がそういう流れを作ってしまっているという側面もあるかもしれない。ピッチングを変えるというか、原点から見つめ直してやることが必要なのではないかと思いますね」

 では、どうするべきなのか。野口氏は捕手目線で1つの“サンプル”を提示する。

「大谷については、彼が発した言葉ではなくて、キャッチャーの大野が言っていたことで、いつまでも頭に残っている言葉があるんです。確か大谷のプロ2年目(2014年)の時だったと記憶しているのですが、大野は『160キロで甘いところに投げてくるんだったら、152、3キロでいいからアウトローのギリギリのところに投げてくれないかな』という話をしていました。それを聞いた時には『そうだよな。その通りだよな』と思いました。その方がキャッチャーとしてはありがたいので。一度、そこに戻ってみてもいいんじゃないかなと思うんです」

 大谷といえば、最速162キロの直球が最大の魅力であり、武器だ。日本はおろか、世界を見渡しても、これほどの球速を常時出せる投手はほとんどいない。ただ、今季は制球が乱れている。8日の西武戦も最速159キロをマークしながら、要所であまりボールがあり、踏ん張りきれなかった。野口氏は続ける。

1/2ページ

最終更新:5月9日(月)12時9分

Full-Count

スポーツナビ 野球情報