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【日本株】方向感に乏しく、嵐の前の静けさ

ZUU online 5月10日(火)8時0分配信

おはようございます。走り梅雨というのでしょうか?連休は好天に恵まれた感じでしたが連休明けから雨となっています。田植えの話も聞こえてきて、夏の準備という雰囲気になって来ました。株式市場も「5月に株を売れ」とは言われるものの、ここから慌てて売り急ぐほど上昇もしていないので、案外値持ちのいい展開が続くのではないかと思います。

ここ何年かの相場は動く時は1日で500円でも1,000円でも動き、動かないときは極端に動かないということが多いような感じです。先物やオプション、そしてETF(上場投資信託)などの影響も大きいと思いますが、目先の値動きに惑わされずにしっかりと方向感をもっていれば、投資もうまくいくと思います。上がれば上がったで強気なコメントなどが多く、下がれば弱気なコメントが多くなるということでもあるのですが、冷静にしっかりと判断していきたいものです。

本日の日本市場は米国株は冴えない動きとなりましたが、為替が円安となったことが好感されて堅調な展開が期待されます。決算発表も本格化していますが、ここまでの決算でも決して悪い決算でもなく、好決算には素直に反応するものと思います。一方で、4月の月次の小売売上なども決して悪いというものでもなく、足元の悲観的な見方と実態が少しかい離している感じです。売られ過ぎの修正が続きそうで、オプションSQ(特別清算指数)算出に絡んでの動きで大きな動きになる可能性もありそうです。

16,000円水準を割り込まないというような雰囲気になって来ました。決算発表が本格化するなかで、「5月に株を売れ」といわれるなかで買いにくい面もあるのでしょうが、積極的に買い難いだけに意外に上値を試す動きになるのではないかと思います。当面は16,000円台前半から半ばでの動きとなるのでしょう。

■本日の投資戦略

米国市場も方向感に乏しく、嵐の前の静けさというか、何となくバタバタとしたあとの一服となっています。日本市場では決算発表が本格化して、大型連休も終わり、ここから業績面などを見直しながらの相場となりそうです。パナマ文書やら、トランプ旋風やら相場のかく乱要因も多いのですが、それほど悪いということでもなく、為替も落ち着いてくるのではないかと思われ、買い場探しということでいいのだと思います。

悲観的な見方もまだまだ多いようですが、それほど悲観的にみるという必要もないのではないかと思います。中国の指標がどうしたということも言われていますが、それでもまだ中国の経済自体は拡大が続いており、消費もまだまだここから伸びてくるものと思われます。関税の問題で日本国内での「爆買い」は一服となっていますが、すぐに懸念しなければならないということでもないと思います。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 (現・アルゴナビス)、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。メールマガジンも配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

最終更新:5月10日(火)8時0分

ZUU online