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JFEスチール、耐摩耗鋼板「エバーハード」で6ミリ未満の広幅サイズ拡充

鉄鋼新聞 5月10日(火)6時0分配信

 JFEスチールは、耐摩耗鋼板「EVERHARD(エバーハード)」について(1)薄物広幅領域の拡充(2)「表面ブリネル硬さ」のグレードアップ(3)厚物サイズの鋼板内部硬度の保証―などを推進し、潜在需要の開拓と拡販につなげていく。

 薄物領域拡充については、板厚6ミリ未満の厚板ミルでの生産を可能とし、これまでは生産していなかった4・5ミリ厚、5ミリ厚クラスの広幅サイズ(幅1・8メートル超から2・5メートル程度)でもニーズがあれば供給していく。
 高燃費(省エネ)や積載効率アップ、タイヤの摩耗軽減を目的に、ダンプトラックの荷台などトラックボディーの底板に使用する素材が薄物化・ハイグレード化する傾向にある。実際、従来は板厚6ミリのブリネル硬さ450グレードが使われていた部位が、ブリネル硬さ500グレードで板厚5ミリまたは4・5ミリに変わった事例もある。
 幅サイズに関しては熱延ミルでの製造範囲を超えるため厚板ミルで生産。すでに工程化も始めており、平坦度保証も含めて広くPRし、需要発掘につなげていきたい考え。
 「表面ブリネル硬さ」については、エバーハードは550グレードが上限(特殊タイプの「SPシリーズ」を除く)だが、最近では600グレードのニーズも出てきている。
 600グレードは現在、試作・開発中。すでに海外ユーザーにはサンプル出荷も手掛けているとのこと。
 耐摩耗鋼板は一般的に表面硬度保証だが、極厚サイズについて「内部硬度を保証してほしい」とのニーズがある。主には海外ユーザーだが、エバーハードではこうした顧客要望にも応えられるよう内部硬度を保証したグレードをラインアップし、海外顧客に供給している。

最終更新:5月10日(火)6時0分

鉄鋼新聞