ここから本文です

アウディ新型「R8」最高速330km/hという性能を完全にコントロール!世界中のレースで大暴れも納得!

オートックワン 5月10日(火)14時11分配信

富士スピードウェイの本コースで新型「R8」を試す!

アウディの新型R8に試乗したので紹介したい。前置きは後回しにして、まずコクピットに座ってスターターボタンを押した、と思って欲しい。

アウディ 新型「R8」の詳細を画像でチェック(76枚)

すると610馬力を発生する5.2リッターV10エンジンが傲然と回り出す。試乗は富士スピードウェイの本コースである。R8くらいの性能持つクルマの性能をフルに楽しむならサーキットでしょう!

マニュアルレンジの1速をセレクトし、アクセル踏むと低い回転域で滑らかに走り出す。このくらいジェントルに走り出せるなら、街中でもストレスない。

ミッションはツインクラッチのため、パドル操作すると同時にシフトアップ。このくらいのパワーあるモデルだと「マニュアルよりツインクラッチの方が速い」というのが今や常識になった。

サーキット走行のオキテなので1ラップは高速クルーズでコース&各部のチェックを行う。

1コーナーを回って70%くらいアクセル踏んでたまげる!驚くほど質感が高い!

アルミとCFRP(カーボン)で作られているボディは競技車両と同じくらいガッシリしており、後で聞いたら競技用車両である『GT3』とボディ構造ほぼ同じだという。

ステアリングフィール文句無し。カーボン製ディスクをセットしたブレーキのタッチは、冷えているときからカッチリしており苦しゅうない。

従来型と見分けが付きにくいデザインを除き、何から何までホンモノの奥行きと迫力を持ってます。「素晴らしいね!」と思っているウチ、最終コーナーをクリアしてアクセル全開!もはや単純に速いですワな。

0~100km/h加速が3.2秒。最高速330km/hですから。

クワトロの安定感は抜群!圧巻はコーナリング!

感心するのは4WDからくる安定感だ。冷えたタイヤでアクセル全開しても、基本的に前20%。後ろ80%の駆動力配分を持ち、後輪滑るや前後50%まで駆動する。

スバルのラリー車が滑りやすいジャリ道でアクセル全開しても安定してるのと同じ。

新型「R8」ときたら610馬力のパワー掛かってパワースライドしてるのに、車体はビシッと安定しておりステアリングの修正さえ不要。

オーバー250km/hで富士スピードウェイのストレート走っても車内は平和な状態のまま。ブレーキ踏めば、セラミックローターが適当な温度まで上がり、これまた安定して強力なストッピングパワーを生み出す。

圧巻はコーナリングでございます。1ラップじゃタイヤも全く暖まらず、アクセル開けると当然のように滑る。

けれど滑った瞬間、前輪へのトルク配分を増やしてくれるため、前で引っ張ってくれる挙動を出す。ゆっくり&軽いカウンターを当てるだけで何事もなかったように加速する。

最高速330km/hという性能を完全にコントロール出来てます。

これだけの性能を穏やかに引き出せるのが新型R8の『個性』だと思う。だからこそニュルブルクリンク24時間耐久レースを始め、今や世界中の『GT3』クラスで大暴れしているのだろう。

ただ私のようにシャバいクルマ好きからすると「華」という点で物足りない。同じ予算でランボルギーニの『ウラカン』や、マクラーレン『570S』も買えてしまう。

続いて0~100km/h加速3.5秒の最高速320km/hという540馬力のベースモデルに試乗したが、絶対的な速さ感じゃ「どちらも十分過ぎる」ほど。

価格はセラミック製のブレーキを付けなければ、450万円安い2456万円。このくらいの性能になると「どちらでもどうぞ!」と言っておく。

「R8」のデザインが好きなら大いに満足出来ると思う。

[Text:国沢光宏]

最終更新:5月10日(火)14時11分

オートックワン