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総湯跡を防災広場に 片山津で加賀市

北國新聞社 5月10日(火)3時19分配信

 加賀市は4年前に移転した片山津温泉総湯の跡地で防災倉庫やトイレ、駐車場などを備えた「まちなか広場」の整備事業に着手した。6月上旬に完成予定で、災害発生時には地元住民や観光客、旅館関係者などの一時的な避難場所として使うほか、観光客をもてなすための舞台を設け、音楽イベントなどを定期的に行い温泉街のにぎわい創出にもつなげる。

 総湯が2012年4月、約300メートル東側の柴山潟沿いに移転新築されたことに伴い、旅館が密集する温泉街の中心部に避難場所を確保するため、跡地を整備することにした。

 まちなか広場の敷地面積は524平方メートルで、トイレや舞台を備えた鉄骨平屋建て120平方メートルの防災倉庫やポケットパーク、乗用車12台分の駐車場を備える。

 舞台は観光客に休憩スペースとして利用してもらうほか、8月に行われる「湯のまつり」のメーンステージとする。週末などには演奏会などのイベントを開催し、観光客の散策を促すことも計画している。総事業費は5840万円となる。

 広場の近くには、2006年に人工池やウッドデッキ、足湯施設、芝生広場を備えた「砂走(すなはせ)公園あいあい広場」が整備されており、湯の街の核施設が充実することになる。市建設部の担当者は「防災が主目的だが、観光客から寄せられるトイレや駐車場が不足しているとの声にも応えた。温泉街の回遊性がさらに高まるようにしたい」と話した。

北國新聞社

最終更新:5月10日(火)3時19分

北國新聞社