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安倍首相の揮毫、ブラジルに=日本人会が石碑設置へ

ニッケイ新聞 5月11日(水)22時59分配信

<ブラジル邦字紙「ニッケイ新聞」11日付け>

 2014年8月にブラジルを訪れた安倍晋三首相による揮毫「日伯繁栄」が、ブラジル全土の日本人会「ブラジル日本文化福祉協会」に届けられ、記念碑としてサンパウロ市リベルダーデ(東洋街)にある協会ビルの庭園に設置された。

 作製には日本人移住者による基金「宮坂国人財団」が資金協力。完成した石碑は先月29日深夜に運び込まれ、設置作業が進められた。

 安倍首相の石碑に刻まれる文字は「日伯繁栄」に加え、筆による縦書きの「JUNTOS」(ポルトガル語で「共に」の意)。両国の友好や相互発展などを強調し、訪問当時の中南米政策スピーチにも盛り込んだ重要な言葉だ。

 石碑の除幕式は21日昼、同地で行なわれる。同じ庭園内には、04年に来伯した小泉純一郎元首相による揮毫「日日新 新天地」の石碑も並んでいる。

 なお2年後の18年には、日本人のブラジル移住開始から110年という節目を迎える。同会を中心とした日系団体は、来月中に実行委員会を立ち上げ、周年事業の大枠を決める方向。

 文化協会の呉屋春美会長は「皇室や政府要人のご来訪はコロニア共通の願い」とし、「10月の訪日時に、正式な招待状を手渡せるよう準備することが望ましい」と見通しを語った。

(取材・小倉祐貴)

最終更新:5月14日(土)1時52分

ニッケイ新聞