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オバマ大統領、広島訪問「歓迎」と「無関心」の落差

BuzzFeed Japan 5月11日(水)19時8分配信

アメリカのオバマ大統領が原爆投下後、現職のアメリカ大統領として初めて、被爆地・広島を訪問することが決まった。2009年4月、チェコの首都プラハで「核なき世界」を訴えてきたオバマ大統領の初訪問を、どう受け止めたのか。【BuzzFeed Japan / 石戸諭】

「被爆地の思いを感じて、世界に向けてメッセージを」

「とても歓迎しますね。原爆投下した後の姿をみてもらたい」

広島を舞台に原爆被害の実態を描いた漫画「はだしのゲン」の作者・故中沢啓治さんの妻ミサヨさんはBuzzFeed Newsの取材に声を弾ませた。

「原爆資料館や慰霊碑もそうですし、被爆者の声をきいてもらいたい。オバマさんが感じたことを、世界に向けて核廃絶に向けたメッセージとして伝えてもらいたい。ぜひ、はだしのゲンを読んでもらいたいですね」

原爆について、アメリカ大統領に謝罪してほしいという気持ちが「以前はあった」。しかし、今はそのこだわりは薄まりつつあるという。

「今回のチャンスを逃したらもう来れないわけじゃないですか。任期が終わるから。謝罪がなくても、被爆地の思いを感じ取って、そのまま世界に向けてメッセージを広めてもらいたい。核の恐ろしさを伝えてもらいたいと思います」

「主人が6歳のとき原爆が投下されました。母親が生きていたから、まともな生活ができたんだけど。両親がいなくて子供が一人ぼっちになった、原爆孤児の話も描いています。原爆を受けたらこんな姿になるんだ、苦しみを味わうんだってことを知ってほしい」

「アメリカ人の中にはオバマさんの訪問に反対している人もいるんでしょう。結局、そういう人たちは、原爆が投下された直後の様子を知らないと思うんですよね。そこを知ってもらえたら……。実際に来てみて、知ってほしい。見てもらえれば、考え方が変わると思いますよ」

「跳び上がるくらいの気持ち」

広島県原爆被害者団体協議会(被団協)の理事長として、長年、原爆の恐ろしさと核廃絶を訴えてきた坪井直さんも、オバマ大統領を歓迎する一人だ。

「跳び上がるくらいの気持ち。機会があるなら、『あなたは我々の仲間です。核兵器をなくすために一緒に頑張りましょう』と言いたい」と読売新聞の取材に話している。

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最終更新:5月11日(水)19時32分

BuzzFeed Japan

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