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フジクラが新中計、20年度売上げ3割増の9000億円目指す

鉄鋼新聞 5月11日(水)6時0分配信

 フジクラ(社長・伊藤雅彦氏)は10日、2020年度までを対象とした5カ年中期計画を発表した。前回計画を継承しながら、高い収益力と新規事業創出の加速によって成長を図る。エネルギー・情報通信、エレクトロニクス事業など柱とする分野への投資を重視する。

 数値目標は(1)売上高は15年度実績6785億円から3割増の9000億円に伸ばす(2)営業利益率7%以上(3)ROE10%以上(4)D/Eレシオ40対60(0・66倍)の4項目を設定。営業利益率を重視し、収益性の向上を目指す。成長に向けた重点施策としては、戦略的に重要な顧客の深耕、新規事業創出の加速、オープンイノベーション、経営改革・事業構造改革の4点を掲げた。
 エネルギー・情報通信カンパニーではEPC事業を強化、FTTXやデータセンター向けビジネスの拡大などを進める。目標となる営業利益率は7・1%(15年度実績は5・4%)とした。エレクトロニクスカンパニーでは、主要顧客との関係を深め、スマホ、医療、車載向けの3分野での事業拡大を図る。利益率は6・8%(同7.5%)。自動車電装カンパニーでは、前回計画では中国経済の減速などにより営業利益率1・7%にとどまったが、今回はIT化、自動化によるコスト削減を図り5・4%に伸ばす。
 研究開発については光、電子部品、電線・ケーブルの三つのコア技術基盤で優位性を確保する。研究開発費は1年当たり10%強の増加、5年間で900億円を投入する方針。

最終更新:5月11日(水)6時0分

鉄鋼新聞