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「羽高体操」継承50年 体育や行事で親しまれ

北國新聞社 5月11日(水)2時55分配信

 羽咋高の生徒が体育や学校行事で行う同校独自の準備体操「羽高(うこう)体操」が今年度、誕生50年目を迎えた。腕を大きく振り回し、途中、腕立て伏せもする運動量の豊富な体操は、羽咋高名物として生徒や卒業生に親しまれている。今年度の新入生も既に羽高体操を習得、考案者の元教諭の前で披露した。

 羽高体操は1967(昭和42)年、羽咋市で日本体操祭が行われたことに合わせて同校の体育教諭だった松田外喜男さん(78)が考案した。音楽教諭が伴奏曲を作り、同体操祭羽咋会場でピアノの調べに合わせてお披露目された。松田さんは「高校生らしい運動量やダイナミックな動き、新鮮さを求める生徒の声を取り入れ、一緒につくった」と振り返る。

 体操は、片手を斜めに挙げてもう一方の手を横に突き出すポーズや腕立ての体勢から横に移動する動作など15種の動きで構成されている。松田さんは「昭和40年代は自校体操をつくることがブームだった。それが50年も受け継がれるのは珍しく、驚いている」と話す。

 4月26日に同校で実施された体育祭では、覚えたばかりの新入生を含む約600人の生徒が約5分間にわたって体操を披露し、松田さんがはつらつとした動きを確認した。体操終了後、生徒会長の西賢也さん(3年)が「この伝統の体操を引き継いでいきたい」とあいさつし、生徒全員が声をそろえて松田さんに感謝の言葉を述べた。

 松田さんは「進学先の大学の歓迎会で羽高体操を披露したOGもいる。生徒が考案に携わった体操だからこそ長年、伝えられてきたのではないか」と末永い継承に期待を寄せた。

北國新聞社

最終更新:5月11日(水)2時55分

北國新聞社