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沖縄海邦銀行、3期ぶり減収減益 本店完成で経費増

沖縄タイムス 5月12日(木)6時42分配信

 沖縄海邦銀行(上地英由頭取)が11日発表した2016年3月期決算(単体)は、好調に推移する県内景気を受けて貸出金利息は2期連続で増加したが、前期にあった貸倒引当金戻入益がなくなり、売上高を示す経常収益は前期比1・5%減の128億7800万円となった。昨年10月に完成した新本店の広告宣伝費などの事務費に加え、減価償却も始まり経費が増加。与信費用も増えて、経常利益は36・5%減の19億4100万円となり、3期ぶりの減収減益となった。
 当期純利益は42・3%減の12億1500万円。本業のもうけを示すコア業務純益は21・2%減の18億600万円となった。
 期末配当は当初予定の25円に新本店完成の記念配当5円をつけ、30円に引き上げ。通期配当は55円となる見込み。
 貸出金残高(平均)は、法人向け融資が不動産業・小売業など幅広い業種で伸びた。住宅ローンなど個人向けも伸び、6%増の4117億7700万円となった。貸出金利回りは0・1ポイント低下し2・3%になったが、残高増加で利息は増えた。
 預金残高(平均)は、新本店キャンペーン商品販売などで個人・法人が増加し、3・7%増の6126億1900万円となった。預金利回りは0・1%で横ばい。自己資本比率は貸出金増加で0・44ポイント低下の8・88%となった。
 上地頭取は「当期純利益が12億円となり、計画に近い数値となった。今後も旺盛な資金需要を取り込んでいく」と話した。17年3月期の業績は経常利益が21億円、当期純利益は14億円を見通している。

最終更新:5月14日(土)1時35分

沖縄タイムス