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小学生のお手伝い、どんなメリットがある?

ベネッセ 教育情報サイト 5月12日(木)12時1分配信

小学生にお手伝いをしてもらえると、助かることもある反面「ああ、うれしいけど自分がやったほうがきれいだし早いな」と、つい声をかけずにささっと済ませてしまうこともあるかもしれません。ですが、ちょっと遅くても、ちょっと上手でなくても、小学生にお手伝いをしてもらうことのメリットはたくさんあります。

家族の一員として働くことの達成感や満足感を得られる

「家族の一員として、家族のために与えられた役割をこなす」のは、精神的にとても満足感が大きいもの。子どもは大人にお世話をしてもらうことが多いものですが、お世話をされるだけではなく、家族のお世話をすることでお世話をする側の気持ちを知ることができます。これは視野も広がり、気持ちがとても豊かになるものです。

そのうえ、誰かに何かをしてもらうことのありがたみも感じるようになり、安易に他人に頼ることも減り、「誰かにやってもらって当然」という考えに至りにくくなるでしょう。これは人格形成にも大切なもの。他人同士が助け合う社会に出るための考え方の基礎となるものです。

お手伝いで判断力が育つ!?

遊びや学校の学習にはないお手伝いという行動。同じことをするとしても、状況は毎日違います。例えば、お風呂洗いひとつとってみても、日によって汚れ方が違ったり、ゴミを出さないといけない日や、床が濡れていて危ないなど、考えて行動しなければならないことが多いのです。

最初はそのたびに保護者に「どうすればいいの?」と尋ねるかもしれませんが、さまざまな状況のパターンを体験することで、自分自身でも細かな状況判断をすることができるようになります。判断力を育てる訓練になると言えるでしょう。

親子の会話が増える

子どもひとりでできるゲームも増え、保護者はついスマホに夢中…といったことも多い現代。お手伝いは親子の会話を増やす絶好のチャンスです。きょうだいがいてなかなか一人ひとりとの会話ができないのなら、お手伝いは集中的にその子どもとやりとりする時間として大切なものになります。もちろん、きょうだいが一緒にできるお手伝いでもかまいません。一人ひとりにアドバイスすれば、充実した会話のやりとりができますね。

小学生のお手伝いはまだまだ上手ではなく、場合によっては家事として満足できない部分があるかもしれません。お手伝いとはいえ、あくまでも家事の完成度を求めるのではなく、「お手伝いすることそのもの」の大切さを親子で実感していきましょう。
保護者自身もお手伝いをしたことの記憶は強く残っているはず。お手伝いは学びも喜びも楽しみもある、とてもすてきなもの。子どもにもどんどんさせてみてはいかがでしょうか。

ベネッセ 教育情報サイト

最終更新:5月12日(木)12時1分

ベネッセ 教育情報サイト