ここから本文です

驚異の数字並ぶ“常勝軍団”ホークス、その強さの要因とは

Full-Count 5月12日(木)12時20分配信

快進撃続くソフトバンク、ロッテ伊東監督も脱帽

 快進撃が止まらない。首位の福岡ソフトバンクが11日、ホームで千葉ロッテ相手に連勝。今季2度目の8連勝で2位とのゲーム差を「5」に広げた。12日の試合を残し、カードの勝ち越しも決め、4月9日のオリックス戦から10カード連続で負け越しなしという驚異の数字が並んだ。

2016年 セ・リーグ&パ・リーグ 順位表

 初回の4得点が効いた。1死、今宮の左翼への今季第1号ソロ。「打った瞬間入ると思いました」と会心の一撃を振り返った。さらに1得点で終わらないのが常勝軍団の強さ。柳田の四球、内川の安打で1死一、二塁とすると、5番・長谷川がバックスクリーンへ5号3ラン。「練習でもしっかり打球が飛んでいたので、練習通り打てました」と選手会長はうなずいた。

 さらに終盤にも打線がつながる。今宮は7回2死一、二塁の場面で、右越えへ2点適時三塁打。打率2割に満たないながらも、つなぎの役割と守備力で貢献する男が、この日は価値ある長打を放った。「結果が出てない中で、レギュラーとしてやらせてもらっている。その中で何ができるかを考えている。もっともっと頑張ります」と、お立ち台で語った。

 放った安打は10。対する千葉ロッテも9安打を放ち、8回には3本塁打で球場を沸かせたが、終わってみれば首位チームの攻撃力が際立った形だ。敗軍の伊東監督も「このチームに先に点を取られると、やっぱり厳しい」と脱帽するしかなかった。

8連勝も淡々としたインタビュー

 工藤監督は「みんながよく打ってくれたと思います。今宮君が初本塁打を打ってくれて、打線も乗っていけた。最後(終盤)に3点を取ってくれたので、これで大丈夫と思った」と、ナインを称えた。会見が終わると「ナイスゲーム!」と、笑顔とサムアップポーズを見せて会場を後にした。

 好投手、強打者ぞろいのチーム。各選手の実績もさることながら、メンタル面でも、一切の油断を見せない。印象的だったのがお立ち台に上がった長谷川選手、今宮選手の姿だ。8連勝しても、満面の笑みを見せることもなく、実に淡々としたインタビューだった。

 8連勝の状況について長谷川選手が「連勝中ですけど、そんな雰囲気はあまりなく、しっかりとひとつひとつ勝つ、という気持ちで選手はいます。貯金はなんぼあってもいい。たくさん貯めたい」と言えば、今宮選手も「強いですね。でも、この先何があるかわからない。この先も勝ちだけを求めて、やっていきたい」と表情を引き締めた。勝って兜の緒を締める、これも常勝軍団の強さのひとつと言えそうだ。

 3ゲーム差で始まった首位攻防戦。千葉ロッテの3連勝ならば……というカードだったが、一気の連勝で福岡ソフトバンクの勝ち越しが決まった。一般的に、3ゲーム差を追いつくには1か月ほど要すると言われているペナントレースで、早くも5ゲーム差。貪欲に勝利を求めていくナインがいる限り、この勢いはまだまだ止まりそうにない。

(記事提供:パ・リーグ インサイト)

パ・リーグ インサイト編集部●文

最終更新:5月12日(木)12時20分

Full-Count

スポーツナビ 野球情報