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日米共通? 「母の日」が生み出す野球界の新たな価値

Full-Count 5月12日(木)15時44分配信

母親への感謝は欠かせない、日米ともにピンク色の野球用具が恒例に

 プロ野球選手にとって、強靭な体を生み出してくれた母親への感謝は欠かせない。その思いは日米共通であり、選手たちは「母の日」をグラウンド上だけでなく、ソーシャルメディア(SNS)を含めてさまざまな形で表現するようになった。そして球団側も母親に家族と楽しめる特別な「プレゼント」企画を多く発案している。

 最近は母の日に見られるピンク色の野球用具は恒例ともなっているが、それぞれの選手の思いを表現するために、各メーカーは毎年母の日仕様のピンク色のバットやスパイクを選手たちに提供している。今年、アンダーアーマー社はワシントン・ナショナルズのブライス・ハーパー選手をはじめ、非常にインパクトのある母の日仕様のスパイクを契約選手たちに用意した。またこれまではリストバンドやバット、スパイクにとどまっていたが、今シーズンから選手たちは初めて、ピンク色があしらわれた母の日仕様のユニフォームを身にまとうことになった。

 ちなみに選手たちが当日使用したピンクバットや用具は、MLB公式サイトでオークションにかけられ、乳がん撲滅のために寄付されている。

アメリカでの母の日の取り組みとは?

 グラウンド上だけでなく、メジャーリーグ、そしてマイナーリーグ各地では、母の日ならではのイベントや企画が開催された。アトランタ・ブレーブスでは、試合終了後にグラウンド上で母親が子供とキャッチボールができる特別チケットのパッケージを販売した。

 フィラデルフィア・フィリーズでは地元の病院と提携して、マスコットのフィリー・ファナティックが白衣姿で、生まれてきた子供とその母親を「フィリーズ・ニューボーン・クラブ」に迎え入れる取り組みを行った。新生児には、フィリーズロゴが入った出生証明書、フィリーズの本拠地シチズンズバンク・パークのビッグスクリーンに新生児の情報を記した特別な写真、さらには新生児用の靴、「ルーキー・オブ・ザ・イヤー(新人王)」と記されたよだれかけがプレゼントされる。生まれてくる新生児だけでなく、母親や病院スタッフへのプレゼントも含めた取り組みだ。

 そして、例年以上に目立ったのが、ソーシャルメディアで母の日メッセージを送った選手たちだ。その中にはニューヨーク・ヤンキースに所属する田中将大投手も含まれ、ツイッターで「Happy Mother's Day!」というメッセージを発信していた。

 マイナーリーグではより家族を巻き込んだイベントが多く、試合前に家族で一緒にブランチをするピクニック企画が多く開催されていた。野球好きの母たちにとってはうれしい、母の日プレゼントとなる野球観戦のパッケージを各球団が企画している。

 ボストン・レッドソックス傘下3Aポータケット・レッドソックスでは、昼前にグラウンドでお母さんとキャッチボールをして、その後、食べ放題のバーベキューが用意された。そのまま試合観戦を楽しみ、試合後はグラウンドに降りて塁間を走るイベントが開催された。母の日特別チケットパッケージとして、大人約3150円、12歳以下の子供対象には約2170円で販売されていた。

 ボストン・レッドソックスの傘下シングルAグリーンビル・ドライブでも母の日ピクニックが開催された。こちらでは食べ放題のビュッフェとチケットを含めた約1500円のチケットだ。ソーシャルメディアを活用した企画もおこなわれ、母親と一緒に写った写真をフェイスブックにアップし、グリーンビル・ドライブとヘイルズ・ジュエリーをタグ付けすれば、ヘイルズ・ジュエリーのアクセサリーがプレゼントされる抽選に申し込まれるという企画だ。

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最終更新:5月12日(木)18時35分

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