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捕手を守るはずが…「コリジョンルール」、導入1カ月目の“混乱”

ベースボールキング 5月12日(木)18時30分配信

伝統の一戦で物議...

 今シーズンからプロ野球で適用されている「コリジョンルール」。開幕前には、野球評論家や球団関係者から「こんなルールやめろ。野球がつまらなくなる」と、悪評ばかりが目に付いたが、今になって「やはり、それ見ろ」という状況になっている。

 物議を醸しているのが5月11日、甲子園球場で行われた阪神-巨人戦のワンシーンだ。

 3回表、二死二塁で打席には脇谷亮太という場面。脇谷がセンターへ安打を放ち、二塁走者がホームへと突っ込む。しかし、阪神はこれを大和の好返球でアウトにし、本塁封殺。見事に相手の勢いを止めてみせた。

 ところが、三塁側から巨人の高橋由伸監督が登場し、審判にプレーの確認を要求。ホームのクロスプレーを巡ってビデオ判定が行われることになった。

 すると、しばらくの協議の結果、判定がアウトからセーフに変わる。新たに導入された「コリジョンルール」が適用されてのことだった。

 これには阪神・金本知憲監督も猛抗議。それでも覆った判定がもとに戻ることはない。このあと、阪神はギャレットにタイムリーを浴び、追加点を許している。

「コリジョンルール」って?

 忘れている野球ファンのためにも、「コリジョンルール」を今一度あらためておさらいしておこう。細かいルールもあるが、要約すると、以下のようになる。

(1)走者が捕手に強引に体当たりすることを禁止する。
(2)捕手のブロックと走者の走路を妨害することを禁止する。
(3)送球がそれるなど、やむを得ない事情で捕手が走路内に入るときも、激しい接触は控えること。
(4)審判団は、悪質かつ危険な衝突とみなしたとき、当該走者に対して警告や退場を宣告できる。

 こんなところになる。このルールの導入に際し、今年から本塁上のクロスプレーにもビデオ判定が導入されたことも大きな変化のひとつ。昨日の甲子園でもタッチアウトでチェンジが成立し、阪神ナインもベンチに引き上げていた後で判定が覆った。プレーする選手たちが戸惑うのも当然のことだろう。

 昨日のプレーに関しては、捕手の原口が「最初から走路に立っていた」というのが審判側の意見。たしかにバウンドを合わせて捕球した際、一瞬ホームベースをまたぐような格好にはなっていたが、ベースを完全に隠すようにして覆っていたわけではなかった。

 「あれをコリジョンと言われたら...」指揮官は悔しさをにじませる。

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最終更新:7月1日(金)17時1分

ベースボールキング