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【ライブレポ】Zeppに吹き荒れた熱風! Fear, and Loathing in Las Vega、熱狂と祝祭のツアーファイナル!

RO69(アールオーロック) 5月12日(木)19時20分配信

Fear, and Loathing in Las Vegasが、5月7日にZepp TokyoでZeppワンマンツアーのファイナル公演を行った。RO69では、この模様をロングレポートでお届けする。

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●セットリスト
1. Chase the Light!
2. Scream Hard as You Can
3. Meaning of Existence
4. Rave-up Tonight
5. Take Me Out!!
6. The Demon Called Careless
7. Solitude X’mas
8. Journey to Aim High
9. Just Awake
10. In the End, the Choice is All Yours
11. Ley-line
12. Abyss
13. Let Me Hear
14. Why Couldn’t Say The Last Goodbye To You?
15. Party Boys
16. Evolution
17. Virture and Vice
18. Stay as Who You Are

「今回のツアーは昔から今までの曲を全部散りばめてやってきました。それで分かったのは、色んな人が、色んな曲を好きでいてくれるんやってことです。みんなが喜んでくれたり、楽しいとかカッコいいとか言ってくれたりするのが何よりも嬉しいです!」――Sxun(G)の素直な思いに溢れた言葉が、このツアーの充実度を如実に物語っていた。福岡、札幌、名古屋、東京のZeppを巡る、Fear, and Loathing in Las Vegasにとって初めてのワンマンツアー。ソールドアウトの大盛況となった最終日:Zepp Tokyoで鳴っていたのは、仲間とつながり、仲間とともに巨大な熱狂を生み出すために、極限までスリルを高めた爽快な爆音だった。

暗転とともにSEが鳴り響き、ステージに飛び込んできたSo(Clear Vocal)、Minami(Scream Vocal/Keyboard)、Sxun、Taiki(G)、Kei(B)、Tomonori(Dr)の6人。5月11日からネット販売開始となるメンバー監修のアパレルブランド「FALILV by FaLiLV」のタンクトップを着たSoが中央のお立ち台に上がると、満場のフロアから熱い歓声が沸き起こる。

硬質な電子音からスタートしたのは“Chase the Light!”。Tomonoriの扇情的なビートとKeiの極太なベースラインを推進力として、鋭利で獰猛なハードコアサウンドがフロアに襲いかかってくる。轟音の中を突き抜けていくSoのエフェクトがかった歌声も、唐突に挟み込まれるMinamiのピアノのフレーズも、とにかくエネルギッシュ。6人が一丸となって猛進するアグレッシヴな演奏を称えるかのように、曲の終盤、ステージ背後のバンドのバックドロップがドラマティックに照らし出されていた。

新作リリースに紐づかないツアーということで、新旧の楽曲を織り交ぜたセットリストで会場を盛り上げたこの日。ライヴ前半は、“Meaning of Existence”“The Demon Called Careless”など初の武道館ワンマンを含むリリースツアーで磨き上げてきた最新アルバム『Feeling of Unity』の楽曲群から、“Rave-up Tonight”“Take Me Out!!”など定番のキラーチューンまでをシームレスにつないでスペシャルな祝祭感を築いていく。

ステージを飛び回りながら痛烈なスクリームを繰り出すMinamiを筆頭に、6人の生き生きとしたステージングも見ごたえ十分。前日の名古屋公演に引き続いてのワンマンということで、「俺たち初めて2日連続でワンマンやってます。身体は疲れてるんやけど、(昨夜は)今日が楽しみすぎて全然寝れへんかった!」とSxunは言っていたが、そんなメンバーの強い意気込みも、この日の超絶エネルギッシュなパフォーマンスを引き出す原動力となっていたのだろう。

一瞬たりともテンションを落とさず突入した後半では、バンドとオーディエンスが固い共闘関係を結びながら絶頂に向けて猛ダッシュ。「忘れないで!」という一丸のコールが響きわたった“Just Awake”、Taikiの勇ましい絶唱に合わせて盛大なハイジャンプが沸き起こった“Let Me Hear”、そして、祭囃子のようなレイヴサウンドでアゲ倒した“Party Boys”のトライバルな狂騒感が特に凄まじかった。

そして、いつものようにアンコールは実施しないことを伝えるSxunのMCを経て、“Virture and Vice”“Stay as Who You Are”を連投してフィニッシュ。「アタマ真っ白になるまで全部出し切ろうぜ!」というSoのシャウトとともに、カタルシスの果てへと連れ去る凛々しいメロディが鮮烈に響きわたり、90分に及んで熱狂レベルを更新し続けたステージはエモーショナルなフィナーレを迎えた。

「自分だけ楽しむのだけはマジでやめてくれ。人によって楽しみ方も生き方も違う。そういう人たちがひとつの空間で、ひとつのライブをやっていきます。だから力を貸してくれますか?」――中盤のMCでそう告げていたSxun。これ以外にも、人によって個性が違うことや、異なる個々がひとつになって盛り上がることの価値を伝えるような言葉を何度も届けていた。

噛みつきそうなシャウトや凶暴なサウンドにまみれた轟音であるにも関わらず、ラスベガスの音楽が常にポジティヴな高揚感を生み出すことができるのは、こうした全ての人々を受け入れる肯定的な精神性に溢れているからこそ。今回のツアーを通して、そんなバンドの理想郷を全国のファンとともに濃密に分かち合ったFear, and Loathing in Las Vegasは、今後もさらなる巨大な空間を形成すべく猛烈に突き進んでいく。(齋藤美穂)

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RO69(アールオーロック)

最終更新:5月12日(木)19時20分

RO69(アールオーロック)

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。