ここから本文です

李登輝氏、台湾の若者にエール「理想と情熱を抱け」

中央社フォーカス台湾 5月13日(金)19時12分配信

(台中 13日 中央社)李登輝元総統は12日、中興大学(台中市)で開かれた名誉博士号の授与式で、若者に対して、「理想と情熱を抱き、国家のために責任を負う勇気と使命感を持たなければならない」とエールを送った。

李氏は1988年の総統就任以来、頭の中にあるのは「国家のため」「人民のため」という言葉のみだと語る一方、指導者が人民の声に耳を傾けようとしなければ、台湾は見かけだけが民主主義の独裁(国家)になってしまうと強調した。

李氏は事例として馬英九政権が2013年に中国大陸と結んだ「サービス貿易取り決め」を取り上げ、締結前に国民と十分な意思疎通を行わなかったため、2014年の「ヒマワリ学生運動」を引き起こし、同年の統一地方選と今年1月の総統・立法委員(国会議員)選での与党・国民党の大敗を招いたと語った。

また、国家の改革の成功には若者が不可欠で、若者の未来は国家の展望に等しいと指摘。若者が立たされる苦境は国家と社会の危機だとした。

(廖壬楷/編集:杉野浩司)

最終更新:5月13日(金)19時12分

中央社フォーカス台湾