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北陸電力志賀原発 再稼動に向け安全対策を公開/富山

チューリップテレビ 5月13日(金)20時46分配信

 北陸電力の志賀原発は先月、原子力規制委員会から敷地内に活断層があるとの評価書が受理されて、再稼動が難しくなっています。
 そんな中、北陸電力は、13日、再稼動の安全審査に向けて工事を進めている、安全対策のための施設を公開しました。
 公開されたのは、炉心溶解などの、重大な事故の時に、事故対策の拠点となる緊急対策所です。
 この対策所は、放射線の被爆を最小限に抑えるために、1メートル30センチの厚い壁に覆われています。
 内部の指揮をとるスペースは、180平方メートルで、およそ110人収容可能です。
 福島第一原発事故と同じレベルの放射性物質の大量放出を想定し、ほかの原発の安全審査の状況も踏まえながら、新しい規制基準をクリアするため、必要と判断して建設しました。
 志賀原発をめぐっては、先月、国の原子力規制委員会が1号機・原子炉建屋の真下にある断層を活断層と指摘した評価書を受理していて、1号機は廃炉を迫られる可能性が高くなっています。
 北陸電力は、「活断層ではない」と反論していて、1号機に隣接する2号機の再稼動に向けた安全審査の場で、反論していく構えです。
 原発の規制基準は、福島第一原発の事故後に厳しく見直されていて、今回公開された施設も、この安全審査をクリアするために、建設しました。
 
 敷地内には淡水を蓄えた貯水槽も2基設置され高い耐震性を備えているとしています。
 「想定外のことに対応していくことに意味がある。シーム(断層)の問題は審査の場で議論しながら足元から安全対策をしていきたい」(北陸電力・北部長)
 志賀原発2号機の安全審査に向けた一連の工事は、まだ原子炉建屋の火災対策などが残されていて、今年度中に完了したいとしています。

チューリップテレビ

最終更新:5月13日(金)20時46分

チューリップテレビ