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あなたの知らない札幌《北海道開拓の村》前編 150年の時をタイムトリップ

THE PAGE 5月14日(土)16時40分配信

 【北海道・札幌】人口200万人の声も聞こえる北の大都市・札幌。その札幌には、多くの観光地や名物施設があります。とはいえ、札幌市民ですらそれらのすべてを知っているわけではありません。そこで不定期連載として「あなたの知らない札幌」と題した企画をスタートします。第2回前編は、明治・大正期の貴重な建物が並ぶ野外博物館「北海道開拓の村」(札幌市厚別区)の秘密を、同村を運営する北海道歴史文化財団の松井則彰さんに聞きました。(構成/橋場了吾)

【写真】あなたの知らない札幌《札幌ドーム》前編 野球とサッカーのグラウンドに

札幌ドーム10個分の敷地に52棟の建造物

 北海道開拓の村は、1983(昭和58)年に開館した野外博物館です。北海道の明治・大正期の建物を移築・再現した52棟が、街を成すように設計されています。

 敷地面積はおよそ54ヘクタール。分かりやすくいうと、札幌ドーム10個分の広さです。その中に52棟の建物があり中も見学できますので、あっという間に1日が経ってしまう場所です。

 村内は大きく4つに分かれています。旧札幌停車場(同村の入り口にあたる)を入ると、すぐ広がるのが市街地群。当時の繁華街の様子を再現しています。その市街地群を取り囲むように、「漁村群」「農村群」「山村群」が配置されています。旧札幌停車場をタイムトリップの玄関口として、都会から生活場所へと移動していくイメージで村作りを進め、北海道の明治・大正期の日常を感じてもらえるような形にしました。

 この村の特徴は、まず出来る限り当時の生活を再現していること。各建物の中には、仕事や生活の香りがするような小物を配置したり、実際にボランティアメンバー(200名弱が登録)が当時の様式を再現したりしています。ボランティアメンバーは気さくな人ばかりなので、お客さんとのやり取りもアットホームなもの。後からお礼の手紙をいただくこともしばしばです。そういう意味では、野外博物館とうたってはいますが敷居が低い場所であることは、一番の特徴になっているのではないかと思います。

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最終更新:5月14日(土)16時40分

THE PAGE