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トミックは「過密日程」と「個人的事情」で五輪代表を辞退 [男子テニス]

THE TENNIS DAILY 5月14日(土)8時0分配信

 金曜日にバーナード・トミック(オーストラリア)が、リオデジャネイロ五輪にオーストラリア代表選手として出場しないと話した。理由はツアーの日程が過密であることと、個人的な事情が背景にあるという。
 
 トミックは先のマドリッドの大会のマッチポイントでラケットを逆さに持って構えたことなどで警告を受けており、五輪代表選手として選出されるかどうかはいずれにせよ疑わしい状態だった。トミックはこのときのことについて、自分は23歳で、すでに1000万ドルを稼いだのだから気にしていないと話していた。

トミックとキリオスがオーストラリア五輪委員会からふるまいについて警告を受ける

 オーストラリア五輪委員会を率いるキティ・チラー氏は、トミックの振る舞いについて「最悪だ」と表現していた。

 トミックは五輪欠場の理由について、「まずはツアーの日程がとてつもなく過密であることで、あとは個人的な事情や状況によるもの。残念ながら、僕は五輪出場に対して真剣な気持ちになれない」と話している。

 トミックは現在オーストラリアではトップランクの24位。28位のニック・キリオスがそれに続く。トミックが辞退したことで、68位のサム・グロスが同国2番目となった。

 金曜日にチラー氏はトミックの声明について反応し、「それが彼の選択。我々は誰にも五輪出場を強要しない。私たちが代表選手に望むのは、我々のチームの一員でありたいと望む選手だけ。それが代表の意味を守るということでもある」と話している。

 また、チラー氏はトミックが起こしたトラブルを見逃したとしてどうだったかと尋ねられると、「私のスタンスは変わっていない。バーナードは警告を受けていたが、それでも変わらなかった。彼は辞退することになったが、今それを話すのは不適切でしょう」と話している。

 五輪を辞退したトミックだが、同時期にメキシコのロス カボスで開催されるATPツアーには参戦するという。この大会は過去2年、トミックが勝っていたコロンビアのボゴタで開催されていた大会に代わって始まるもので、トミックにはディフェンドしなくてはいけない大きなポイントがある。

 キリオスはリオデジャネイロ五輪の出場に興味を示しているが、彼もまたオンコートでほかの選手や審判員、観客などと衝突してきた。そして、キリオスがトミックと並べられる形で、その普段からの振る舞いについてチラー氏から警告を受けると、キリオスもまたチラー氏に対してソーシャルメディア上でからかうような言動を見せている。(C)AP (テニスデイリー/THE TENNIS DAILY)

Photo:MELBOURNE, AUSTRALIA - MARCH 06: Bernard Tomic of Australia reacts after he loses a point in his match against John Isner of the USA during the Davis Cup tie between Australia and the United States at Kooyong on March 6, 2016 in Melbourne, Australia. (Photo by Michael Dodge/Getty Images)

最終更新:5月14日(土)8時0分

THE TENNIS DAILY