ここから本文です

[今語りたいフットボーラー! 2]100試合で58得点にからんだ香川 さらなる成長を遂げるために必要なものとは

theWORLD(ザ・ワールド) 5月14日(土)15時0分配信

トゥヘルの選択肢から外れ ベンチ外になったことも

今季第28節のブレーメン戦に途中出場し、ブンデスリーガ 100 試合出場を達成。この試合で自らゴールも奪い、通算得点を3 2に伸ばした( アシストは 26)。100試合で58得点にからんでおり、2試合に1得点以上の割合でゴールにつながる仕事をしている。香川真司がここ数年のドルトムントの攻撃を支えてきた中心選手のひとりであることに間違いはない。

「 100試合に出場できたのも、 チームの仲間、スタッフ、そして応援してくれるサポーターのみなさんのおかげだと思っています。これか らも一歩ずつ前へ進んでいきます」

記念すべき一戦を終えて、香川は自身のブログでこうコメントしている。 2010-11シーズンにドルトムントに加わり、2年続けてマイスターシャーレを獲得。その後、マンチェスター・ユナイテッドに移籍して2年間プレイしたのち、 14-15シーズンにドルトムントへ帰還。欧州に渡ってすでに6年となり、今年3月17日に誕生日を迎えて27歳となった。

無論、もう若手ではない。一方で、もう伸びしろがないという年齢でもない。サッカー選手としてまだまだ目指すべき高みがあるのは明白で、香川自身もそこに到達するために日々プレイしている。だからこその「一歩ずつ進んでいきます」という決意表明である。

サッカー選手に限らず、人はなにかを乗り越えたときに成長するもので、生きていくうえでは艱難辛苦があったほうがいい。そういった意味で、いまの香川はさらにレベルアップできる環境に置かれている。ユルゲン・クロップからドルトム ントを引き継いだトーマス・トゥヘルは、前者と同じく選手に寄り添い、その特徴を生かしたサッカーを指向する指揮官だ。

一方で、クロップがチームの完成度を高めるべく選手をある程度固定していたのに対して、トゥヘルは試合に応じて選手を入れ替え、チームに変化を加えながら戦っている。顕著に表われたのが第25節のバイエルン戦だ。中盤でアグレッシブな守備を仕掛けてくる相手に対して、トゥヘルは[3-4-3]を採用し、トップ下に司令塔を置かない布陣で戦った。前線の3人はピエール=エメリク・オバメヤン、マルコ・ロイス、ヘンリク・ムヒタリアンで、香川は先発から外れただけでなく、ベンチにも入れなかった。

この試合だけでなく、今シーズンはトゥヘルの選択肢から外れることがあり、第30節を終えた段階で22試合の出場となっている。中盤、前線の選手のなかでもっとも多くの試合に出場しているのがオバメヤンで29試合。次がムヒタリアンの25試合。22試合はその次となっており、決して少ない出場数ではない。

少なくはないが、バイエルン戦でのベンチ外もあり、トゥヘルのもと苦しいシーズンを過ごしている印象がある。実際、U E Lのリヴァプールとのホームゲームにも出場していない。トゥヘルのなかで、香川を必要としない試合があるのは紛れもない事実なのである 。

1/2ページ

最終更新:5月14日(土)15時0分

theWORLD(ザ・ワールド)

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。