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「りくつな」枕カバー考案 金沢市立病院の山田副看護師長

北國新聞社 5月14日(土)3時14分配信

 市立病院はベッドの角度を変えてもずり落ちない枕カバーを考案し、日本病院会などが主催するコンテストでグランプリを受賞した。枕元に置いた小物を落としても気兼ねしてナースコールできない患者に配慮し、手回り品を収納するポケットも付け、「りくつな枕カバー」と名付けた。

 副看護師長の山田博子さんが、市販のボックスシーツを加工し、枕カバーをマットレスの上部に引っ掛ける仕組みとした。テレビのリモコンやティッシュなどを収めるポケットを取り付け、日に何度もベッドの角度を変える病人が、枕のずれや、欲しいものに手が届かないストレスを感じないように工夫した。

 リモコンなどの小物を落としたぐらいで看護師を呼ぶのは申し訳ないと、自分で拾おうとする入院患者は多い。山田さんは、患者の気兼ねとストレスをなくすことができないかと考え、枕カバーを作った。

 コンテストは7月13~15日に東京ビッグサイトで開催される「国際モダンホスピタルショウ」の特別企画。日本病院会と日本経営協会が「こんなものを作ってみました!看護のアイデアde賞」というタイトルで、全国から作品を募集していた。

 山田さんは「ありそうで意外にないものを作ろうと思った。グランプリに選ばれたことは本当にうれしい」と喜んだ。

 市立病院では院内で看護用品の作品展も開いており、中西容子看護部長は「今回の受賞で他の看護師のモチベーションも上がる」と喜んだ。

北國新聞社

最終更新:5月14日(土)3時14分

北國新聞社