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安全向上、3設備を公開 志賀原発、新規制基準に合わせ

北國新聞社 5月14日(土)3時14分配信

 北陸電力は13日、志賀原発に新たに設置した増設緊急時対策所、大容量淡水貯水槽、防火帯を報道陣に公開した。いずれも原発の新規制基準に基づいた安全向上施策となっている。

 増設緊急時対策所は鉄筋コンクリート造り平屋建てで、延べ床面積480平方メートルとなっている。壁の厚さは130センチで、隣接する緊急時対策棟に比べ、被ばく低減機能を強化した。約110人を収容でき、1週間で100ミリシーベルトの放射能漏れに耐えられる構造となる。

 大容量淡水貯水槽は敷地内の東側と南側の計2カ所に設けた。いずれも容量は約5千立方メートルで、事故の際に原子炉へ注入する水を確保した。

 総延長2・8キロの防火帯は、外部の火災が原子炉建屋に到達することを防ぎ、土砂の面には不燃性のコンクリートによる加工を施し、道路はコンクリート舗装した。

 北電は総工費1500~2千億円をかけて安全性向上の工事を実施している。今年度末の完成を目指し、フィルター付きベントの設置や原子炉建屋の火災対策を進める。

 志賀原発の北伸広報部長は「少しでも安全な原発を目指し、さらに対策工事を進めたい」と話した。

北國新聞社

最終更新:5月14日(土)3時14分

北國新聞社