ここから本文です

日本語学ぶ学生の練習相手に 日本人男性、台湾で送る第2の人生

中央社フォーカス台湾 5月15日(日)18時27分配信

(高雄 15日 中央社)高雄第一科技大学(高雄市)に「日本爺爺(日本のおじいさん)」と呼ばれ親しまれている日本人男性がいる。千葉県出身の石田武さん。今年で77歳になるが、同大の大学院で学ぶ傍ら、毎週日本語を学習する学生に対して会話練習の指導をしており、熱心な対応が評判だ。

同大言語教学センターの荘エイテイ主任によると、同大では学生の外国語会話能力向上のため、3年前に談話室を開設。英語、日本語、ドイツ語など外国語に精通した優秀な学生が、学習者の指導に当たっている。石田さんは必要な資格や学校側との面接に見事合格し、約1年半前に指導員になった。(エイ=女へんに英、テイ=女へんに亭)

日本での仕事を定年退職した後、一念発起して6年前に台湾に移住、同大大学院に進学した。「どうして台湾で勉強しているのか」「日本のどこに遊びに行ったら楽しいか」などの質問に、丁寧に答えていく。「日本語で学生と会話するのはとても楽しい」(石田さん)。

同大4年生の江念儒さんは、就職を控え、日本企業の組織風土などについて話すことがあり、「たくさんの収穫があった」と語る。3年生の羅伊玲さんは「会話の中で語彙の正しい使い方を知らないことに気付いた」「貴重な学習の機会」と話す。

毎回多くの若者に囲まれる石田さん。「日本にはもう帰りたくなくなった」。今後も台湾に住み続けたいとしている。

(程啓峰/編集:齊藤啓介)

最終更新:5月15日(日)18時27分

中央社フォーカス台湾