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ロッテ細谷、代打逆転満塁弾を生んだ「準備」 伊東監督「練習は嘘つかない」

Full-Count 5月15日(日)20時38分配信

3シーズンぶりとなる値千金の一発は「今までとは違う感じがした」

 結果を出すためには、どんな状況をも真摯に受けとめ、しっかり準備をする。どの世界にも当てはまることを、今年28歳、プロ11年目のロッテ細谷圭が実践していた。

 15日の本拠地・楽天戦。1-5の6回に試合展開が一転した。ロッテは二死満塁から連続押し出しと、内野安打で1点差に詰め寄る。楽天が3番手の左腕・濱矢をマウンドに送ると、細谷が代打で登場。2ボールからの3球目、145キロのストレートをバックスクリーンに叩きこむ今季1号は、何と代打逆転満塁弾。ホームラン自体が2013年9月12日の楽天戦以来3年ぶりだった。

「今まで打ったホームランの中では違う感じがした」と振り返るのは当然だろう。何しろ、これが通算6本目のホームランにすぎない。だが、キャンプから取り組む、練習の時点から実戦を想定して準備し、ファーストストライクを振っていく、というテーマを最高の結果に繋げた。

 5月に入ってからも、代走で出て打席に立つなど、わずかな出場機会しかなかった。開幕当初は絶好調で、4月8日のソフトバンク戦では5安打5打点で打率4割3分2厘と一時は首位打者にも踊りでている。だが、4月中旬から、バッティングは急下降し、出場機会は激減した。それでも腐らず、まじめに練習する姿は伊東監督も見ている。

「毎日必死でやっている姿を見ている。練習からいい状態で、一度使ってみようと思っていた。練習は嘘をつかない」

「やはり準備」「試合で結果を出すための練習だという意識でやっている」

 指揮官も、しっかり準備して、与えられた少ない機会に全力を発揮しようとする28歳の真摯な姿を目に焼き付けていた。同じように一振りにかけるという意味で、前日のサヨナラのヒーロー、41歳の井口の準備の仕方もベンチで学んでいる。

「やはり準備の仕方だと思う。出番が少ないのは自分と同じ。どれだけ突き詰めて、自分をコントロールするか。試合で結果を出すための練習だという意識でやっている」と言う細谷は6回の場面、1点差になり、左の濱矢が出てきた時点で、自分の出番を確信していた。練習を含めて、準備は完全にできた。ファーストストライクを打つことを心に決め、打席に入った時点で、結果は出ていたのかもしれない。

 この日は同点の延長11回にも先頭で松井裕から左翼フェンス直撃のツーベースを放ち、チャンスメーク。中村の犠打で三塁に進むと、デスパイネのタイムリーでサヨナラのホームを踏み、9-8での勝利に大きく貢献した。

 帽子のつばには、英語でCONCENTRATION。「一生懸命」「集中」という意味の言葉を書いている。女性ファンが目立った「スーパーレディースデー」。黄色い声援のファンを楽しませたのは、「集中」して最高の結果を出した細谷圭だった。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

最終更新:5月15日(日)20時58分

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