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DeNAドラ1今永に他球団も最大級の評価 直球の質はチェン、杉内クラス?

Full-Count 5月15日(日)21時45分配信

援護不足で2勝4敗も防御率1.96、キレ味ある直球は「いつまでも前に飛ばない」!?

 DeNAのドラフト1位ルーキー今永昇太投手が好投を続けている。極度の援護不足で、開幕から5試合は防御率2.45と好成績ながら、0勝4敗と白星がなかった左腕。しかし、6日の広島戦は7回無失点でプロ初勝利を挙げると、14日の阪神戦も6回1失点と好投し、2勝目を挙げた。

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 当初から新人王の最有力候補と言われていた今永。援護に恵まれずに初勝利は遠かったが、その間も投球内容は良かった。ここまでリーグ4位の防御率1.96と立派な数字。身長177センチ、体重80キロの左腕の凄さはどこにあるのか。そして、対戦相手からはどう見られているのか。

 ヤクルト、日本ハム、阪神、横浜の4球団で捕手としてプレーした野球解説者の野口寿浩氏は「完全にキレで勝負するタイプ。あの真っ直ぐは、高めとかインコースに放られたら、バッターはちょっとしんどいですよね。普通に何の工夫もなく打ちにいったら、いつまでも前に飛ばない真っ直ぐです」と絶賛した。

 最も多く対戦しているチームは阪神で、3試合で1勝2敗、防御率2.50という数字が残っている。4月14日の対戦は5回1/3を3失点(自責2)、同29日の対戦では6回2/3を3安打2失点ながら、いずれも黒星。3度目の顔合わせとなった14日の試合で、ようやく初勝利を挙げた。

阪神・金本監督も「高めの真っ直ぐはちょっとやそっとじゃ打てない」

 ただ、黒星がついた2試合もゲームは作っており、特に2度目の対戦では14三振を奪う快投ながら、阪神先発・岩貞の前に味方打線が抑えこまれて敗れていた。その試合の前に、阪神の首脳陣は今永に警戒を強めていたと野口氏は明かす。

「金本監督は『あの高めの真っ直ぐはちょっとやそっとじゃ打てない。それがストライクゾーンに来るから、手を出さざるを得ない。(攻略するには)よっぽどの工夫が必要だ』と言っていました。片岡打撃コーチと濱中打撃コーチも『久々にあんな真っ直ぐを見た』と口をそろえていました。片岡コーチは『チェン・ウェインと同等だ』と言っていて、濱中コーチは『全盛期の杉内みたいだ』と例えていましたね」

 中日から大リーグのオリオールズに移籍し、現在はマーリンズで活躍を続けているチェン、そしてソフトバンクと巨人でエースとして君臨し、今季は右股関節手術からの復帰を目指している杉内ら、名左腕と同等のストレートを持っていると、ライバル球団は評価している。

 また、最近3試合で8四球となっているが、それでも7試合46イニングで計10四球。野口氏は「コントロールもいい」と言う。他球団が攻略の糸口を見つけるならば、直球以外を狙う形になりそうだ。

「例えば4月29日の試合では、陽川の2ラン1本で負け投手となりました。『阪神が打つんだったら抜けた変化球だろうな』と思って見ていたら、あの試合で初めて失投になったチェンジアップを陽川が見事に捉えました。真っ直ぐを打つのはちょっと難しいですよ」

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最終更新:5月15日(日)22時11分

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