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農書研究一筋に半世紀超 金沢の清水さん卒寿祝う

北國新聞社 5月15日(日)3時13分配信

 近畿地方の農学博士らでつくる「近畿農書を読む会」は14日、尾山町の兼六荘で、半世紀以上にわたり北陸の農書研究に取り組む会員の清水隆久さん(90)=三口新町=の卒寿を祝う講演会を開いた。

 清水さんが講師を務め、県内の農村を渡り歩いて史料や日記を集め、研究に打ち込んだ半生を語った。能登羽咋郡町居村(現・志賀町町居)の豪農、村松標左衛門の農業書を苦心しながら読み解いたエピソードも紹介した。

 清水さんは高校教諭として働きながら、昔の農村生活や経営方法などに関する数々の著書を残した。清水さんが卒寿を迎えたことを機に、近畿農書を読む会に所属する大阪経済大の德永光俊学長が「北陸農書の開拓者の知識を若手で受け継ぎたい」と企画した。

 清水さんは「90歳まで研究に没頭できたのは家族のおかげだ。農業に携わる人の思想をまだまだ書き残したい」と話した。

北國新聞社

最終更新:5月15日(日)3時13分

北國新聞社