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今日から始められる「野鳥観察」のポイント 見分けに便利な「ものさし鳥」って?

ベネッセ 教育情報サイト 5月16日(月)14時0分配信

野鳥観察というと、「双眼鏡が必要なのでは?」と思うかもしれませんが、特別な道具がなくても十分楽しめます。そこで、お子さまと一緒に今日から始められる野鳥観察のポイントについて、都立東京港野鳥公園レンジャーの嶋村早樹さんに伺いました。

庭木で休んでいる鳥や、地面を歩いている鳥は、案外近くで観察できます。声を聞いて、目で探して、まずは五感で楽しみましょう。自宅の庭やベランダから見たり、近所の公園や学校の校庭、河原などで探してみたりと、身近なところで野鳥と出会うことができます。双眼鏡は、鳥の姿をきちんと観察したいなと思うようになってから用意すればよいでしょう。

遊びながら野鳥を観察するというのも、子どもたちが野鳥に親しみやすい方法の一つです。公園に遊びに行ったらそこにいる鳥を見たり、キャンプに行ったら森林を散策したりと、野鳥観察は手軽にいつでもできます。

野鳥を何度も見ていると、「何の鳥かな?」と名前を知りたくなると思います。見分けるために注目すべきポイントは、(1)大きさ (2)体型 (3)色や模様の3つです。

(1)大きさについては、「ものさし鳥」を基準にして覚えておきます。身近で見慣れている鳥を大きさの基準とする方法です。「スズメ(全長14.5cm)」「ムクドリ(全長約25cm)」「キジバト(全長約33cm)」「ハシブトガラス(全長約57cm)」の4種類がものさし鳥とされています。

(2)の体型は、尾が長い・短い、くちばしが太い・細いなどの特徴をつかみます。

(3)の色や模様は、青や黄色といった色以外にも、たとえば、目の周りが白い(メジロ)、眉毛のように黄色の線が目の上にある(キビタキ)といった模様の特徴をつかめればベストです。

野鳥公園では訪れる人からたくさんの質問を受けますが、子どもの観察眼の鋭さにはいつも驚かされます。大人からは「あの鳥は何ですか?」と名前を聞かれることが多いのですが、子どもからは「あの鳥は羽を広げているけれど、何をしているの?」「なんであの鳥は片足で立っているの?」と、鳥の行動に関する質問が多く寄せられます。名前を知らなくても、鳥たちの行動を、子どもたちは鋭く観察しています。

全国には日本野鳥の会の支部があり、野鳥観察会などが開かれています。また、自然が保護されている自然公園などは全国にあります。レンジャーや専門家が在駐し、双眼鏡の貸し出しやアドバイスも行っていますので、ぜひ一度ご家族で遊びに訪れてみてください。

ベネッセ 教育情報サイト

最終更新:5月16日(月)14時0分

ベネッセ 教育情報サイト