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日軽金HDが新3カ年計画、設備投資額600億円超

鉄鋼新聞 5月16日(月)6時0分配信

 日本軽金属ホールディングス(社長・岡本一郎氏)は13日、3カ年の新中期経営計画を発表した。グループの連携による新商品開発を進めるとともに、中国・タイといった既存のターゲットエリアに加え、その他アジアや北米への展開を積極化する。併せて既存事業・海外拠点の収益力の向上を進め、18年度の経常利益を15年度実績の約3割増となる310億円を狙う。3年間の設備投資額は600億円超を見込むほか、追加の戦略投資も検討していく。

 中期計画の最終年度となる19年3月期の数値目標は売上高5千億円、経常利益310億円、純利益200億円。この実現に向けて(1)グループ連携による新商品・新ビジネスモデルの創出(2)地域別×分野別戦略による事業展開(3)企業体質強化―を重点課題とした。
 「新商品・ビジネスの創出」では、電池や自動車、電気・電子といった分野でグループ会社の連携による高付加価値製品・市場への展開を目指す。地金生産から加工品まで幅広い企業群を有する特色を生かし、横断的な視点でユーザーニーズを取り込む。
 「地域別・分野別戦略」では北米やインドなどアジア地域への展開を進め、グローバル展開を加速させる。直近では日軽エムシーアルミがタイに第2工場の建設を始めたほか、東洋アルミもインドでのペースト合弁を設立。今後は北米に日軽金グループのマーケティング拠点設立や、日本フルハーフの中国・タイ拠点増強など幅広いエリアで成長機会を捉えていきたい考え。
 ビジネスの新規展開を視野に入れる一方で、「既存事業の収益向上」にも注力する。特に日軽金板事業と東陽理化学研究所の連携を深化させるほか、日軽金化成品事業の成長市場への拡販を進める。また海外拠点については16年までにニッケイ・サイアム(パネル事業)と日軽エムシーアルミ(メキシコ)、17年までに日本フルハーフの中国・タイ拠点をそれぞれ黒字化させる計画を示した。

最終更新:5月16日(月)6時0分

鉄鋼新聞