ここから本文です

【白球つれづれ】中日躍進の陰に「マルちゃん」あり?森ヘッドの“中南米ルート”開拓の裏に意外な人物

ベースボールキング 5月16日(月)18時0分配信

「白球つれづれ」~第8回・中日を支える助っ人外国人のヒミツ~

 つい1週間ほど前のことだ。とある報道関係の集まる会に、中日・西山和夫代表の姿があった。

 「いやあ、こんないい時に顔を出すなんて。もう二度とないだろうからね」周囲から冷やかしの声。この時点で中日が首位に立っていたのだ。

 自身も新聞記者出身の西山さんは、「何を言ってるの?これから貯金をもっと増やしていくんですよ」と反撃していたが、開幕前のペナント予想では大半の評論家が最下位に指名。16日現在も巨人に2ゲーム差こそつけられたものの、広島を1厘差で抑えての2位は大健闘と言えるだろう。

救世主となった“助っ人トリオ”

 開幕前のドラゴンズを見たとき、前年の5位から大躍進のにおいはしなかった。

 落合博満監督時代には5度のリーグ優勝を成し遂げ、2007年には日本ハムを撃破して日本一に輝く黄金期を謳歌。しかし、3年前に谷繁元信監督兼捕手にバトンタッチすると、連続Bクラスに低迷する。

 加えて昨年オフには山本昌、小笠原道大、和田一浩らの「名球会トリオ」が現役を引退。エースの吉見一起は復帰こそ果たして入るものの故障の不安を抱え、かつての守護神・岩瀬仁紀の衰えは隠しようがない。

 それを補うドラフト戦略も、1位に高校生の小笠原慎之介を指名するなど将来性を見据えたシフト。もちろん、長年守備の要だった捕手・谷繁元信の監督専任だって痛い。誰が見ても大幅な戦力ダウンに映ったはずだ。

 そんな中で、現在のところ「救世主」の働きを見せているのがダヤン・ビシエド、リカルド・ナニータ、アンダーソン・エルナンデスの中南米野手トリオだろう。

 特に新外国人のビシエドは打率.314(リーグ9位)、本塁打13(同1位)、打点33(同2位タイ)とその働きは文句のつけようがない。

 さらに、昨年加入のナニータも、ここまでリーグ4位の打率.341と首位打者さえうかがう勢い。また、現在は外国人枠の関係で一時降格中だが、エルナンデスが故障で離脱中の高橋周平の穴を埋めた。この助っ人トリオは他球団にとって脅威そのものだった。

1/2ページ

最終更新:5月17日(火)10時39分

ベースボールキング

スポーツナビ 野球情報