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石川の太鼓を次世代に 県太鼓連、能登で初の講習会

北國新聞社 5月16日(月)2時52分配信

 県太鼓連盟の無形文化財研究会(北國新聞社後援)は15日、能登町宇出津で開かれ、会員25人が同町のあばれ祭(まつり)で披露される町無形民俗文化財「彌榮(いやさか)太鼓」の打ち方や歴史を学んだ。県内各地の地元の太鼓を次世代へ継承するための取り組みで、能登地区では初の開催となった。

 彌榮太鼓保存会の本谷順一会長(52)が講師を務め、あばれ祭とともに約350年前から宇出津に伝わる太鼓の歴史を紹介した。実技では、ばちを振る早さや腕の動きで、喜びや祈りの感情を表現することを示し、「型にとらわれず自分で創作することが大切だ」と語った。会員は新会員の募集方法など継承につなげる活動についても情報交換し、連携を深めた。

 同連盟は、県内各地の由緒ある太鼓を継承するとともに、会員が各地の演奏技術や太鼓に込める思いを学んで技を磨くことを目指して研究会を企画した。

 6月18、19日は志賀町で、太鼓団体の指導者向けの講習会を開き、県外から講師を招いて作曲の仕方や譜面の書き方などを指導する。同連盟の重田(じゅうだ)哲郎事務局長(67)は「各地の伝統ある太鼓が継承されていくよう地道に活動していきたい」と話した。

北國新聞社

最終更新:5月16日(月)2時52分

北國新聞社