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TPP特委 再開せず 臨時国会へ 審議時間巡り綱引き

日本農業新聞 5月17日(火)12時30分配信

 政府・与党が今国会での承認を見送った環太平洋連携協定(TPP)は、衆院特別委員会での審議が再開されないまま、参院選後の臨時国会に持ち越される見通しとなった。臨時国会では、審議時間に今国会での約23時間を合算して取り扱うかどうかが焦点となりそうだ。

 TPP承認案と関連法案を審議する特別委は4月22日を最後に、3週間以上開かれていない。このまま今国会中は本格的な審議は再開されず、次期国会以降に先送りする「継続審議」の手続きが取られる見通しだ。

 自民、公明両党は、同25日に今国会での承認見送りを正式決定した後も特別委での審議は続けたい考えだった。だが、野党側は「審議だけ進め、次の国会で採決だけするなんて許すつもりはない」(民進党・枝野幸男幹事長)と反発。与党側も、6月1日の会期末が近付き、他の法案の審議を優先する必要に迫られた。

 臨時国会で審議を再開する際には、今国会での審議時間をどう取り扱うかが与野党の議論となりそうだ。与党側は、衆院での採決までの審議時間の目安を40時間程度と想定している。今国会での審議は約23時間。与党側はこれを繰り越して、臨時国会の早期に衆院での採決に臨みたい考えだ。

 しかし野党側は拒否。いったん承認案と関連法案を廃案にして臨時国会で再提出し、審議時間ゼロから仕切り直すよう求めている。

 TPP承認案と関連法案は、4月7日に特別委で本格審議入りしたが、西川公也委員長のTPPに関する著書などを巡り8日に紛糾して以降は空転。18日に再開したが、熊本地震の発生もあり、参院も含めた審議時間を確保できないと判断した政府・与党は、今国会での承認見送りを決めた。

日本農業新聞

最終更新:5月17日(火)12時30分

日本農業新聞

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