ここから本文です

東京製鉄、6月異形棒鋼販価3000円上げ

鉄鋼新聞 5月17日(火)6時0分配信

 東京製鉄は16日、6月契約の鋼材販売価格を異形棒鋼のみ前月比トン3千円引き上げると発表した。主力のH形鋼やホットコイルなど、その他品種の販価は据え置いた。海外は「中国ミルの販価が乱高下しているが、3月からの市況上昇トレンドは変わっていない」(今村清志常務営業本部長)と指摘。国内も「建材需要が引き続き堅調なほか、鋼板は海外高と国内メーカーの値上げで夏場に向けて市況は着実に上昇していく」(同)との見方を示した。その上で「先月の値上げの浸透度合いを見極める」(同)と述べ、いったん様子見の姿勢から異形棒鋼のみの値上げにとどめた。

 異形棒鋼の値上げは3カ月連続。6月契約で異形棒鋼の新販価(ベース)はトン5万4千円とした。物件・在庫品の販売価格も、異形棒鋼をトン5万5千円と前月比3千円引き上げた一方、H形鋼は同7万4千円、厚板は同6万5千円とともに前月比横ばいで16日午後から受注を始めた。
 同社は3月契約で鋼材全品種販価をトン3千~7千円値下げしたが、4月契約で異形棒のみ2千円の値上げを実施。前回5月契約は全品種でトン3千~7千円値上げした。異形棒鋼に関しては「先月までの値上げが浸透した」(同)と判断。6月契約での3千円を含め、異形棒鋼の上げ幅は合計1万2千円となった。その他品種は「連続値上げできる環境にはまだ至っていない」(同)と述べた。
 足元の輸出引き合いはホットコイルがFOB460~480ドルと前月比50ドル高、H形鋼が同500~520ドルで前月比10ドル高に切り上がっている。中小ミルの生産増により中国周辺で輸出市況に天井感が見られるが「遠隔地向け輸出の堅調は変わっていない。引き合いも多く、当社の輸出商談は7月積み以降」(同)とした。中国メーカーの動向では「中小ミルの値下げは行き過ぎた価格の調整であり、一時的なもの。宝山鋼鉄など大手メーカーはいまだ値上げしており、昨年からの陥没価格是正という大きなトレンドに変化はない」(同)との見方。
 鉄スクラップ市況に関しても、湾岸価格の小幅安などは「行き過ぎた上昇分の調整であり、一時的な動き。基本的なトレンドは変わっていないとみている」(同)とした。
 5月生産量は18万5千トンを予定。内訳はH形鋼9万5千トン、ホットコイル6万トン(うち輸出1万トン)、厚板1万5千トン。引き続き需要見合いの生産で需給調整に努めるとした。

最終更新:5月17日(火)6時0分

鉄鋼新聞

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

暗闇で光るサメと驚くほど美しい海洋生物たち
波のほんの数メートル下で、海洋生物学者であり、ナショナルジオグラフィックのエクスプローラーかつ写真家のデビッド・グルーバーは、素晴らしいものを発見しました。海の薄暗い青い光の中で様々な色の蛍光を発する驚くべき新しい海洋生物たちです。彼と一緒に生体蛍光のサメ、タツノオトシゴ、ウミガメ、その他の海洋生物を探し求める旅に出て、この光る生物たちがどのように私たちの脳への新たな理解を明らかにしたのかを探りましょう。[new]