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「通算500盗塁」、「代打の代打」…イチローのここまでとこれから

ベースボールキング 5月17日(火)7時30分配信

日米通じて初めて経験した「代打の代打」

 開幕から1カ月以上が過ぎたメジャーリーグ。今季もイチロー(マーリンズ)はさまざまな記録を打ち立てている。

 4月29日のブリュワーズ戦、慣れ親しんだ「1番・右翼」としてスタメン出場したイチローは、初回にライト前ヒットで出塁。すかさず二盗を決め、メジャー通算500盗塁を達成した。500盗塁と2900安打を両方マークしたのは、史上8人目という快挙である。

 イチローはこれまでのメジャーのキャリアで盗塁を614回試み、500回に成功。その成功率は.814と非常に高い。

 メジャーで盗塁死を公式記録としてつけるようになったのは1912年からだが、メジャーの通算盗塁数歴代トップ10のなかで、成功率が判明している選手でイチローより成功率が高い選手といえばティム・レインズ(.847)ただ一人しかいない。

 通算盗塁数を450盗塁以上に下げても、イチローの成功率は歴代4位の数字。歴代1位の通算1406盗塁を記録したリッキー・ヘンダーソンの.808よりも、高い成功率をイチローは残していることが判明している。


 また、これは記録ではないが、4月17日のアトランタ・ブレーブス戦では衝撃的な出来事があった。

 6回一死一、二塁で代打としてコールされたイチロー。しかし、ブレーブスの投手が左腕に交代したため、マーリンズのドン・マティングリー監督はクリス・ジョンソンを代打の代打としてコールしたのだ。

 イチローの代打出場はオリックス時代に通算27度、メジャー移籍後はこの日で94度目だったが、「代打の代打」を出されたのは初めてのことだった。

 イチローの左右投手別成績は、通算で対右が.308なのに対し、対左が.328(5月14日現在)と、どちらかといえば対左投手のほうが高打率を残している。にも関わらず、あのイチローが「代打の代打」を送られた姿には、一種の寂しさも感じた。

 ちなみに、その他の日本人メジャーリーガーで「代打の代打」を送られたケースというと、過去に3度ある。松井秀喜はエンゼルス時代の2010年、9月8日のインディアンス戦で。田口壮はフィリーズ時代の2008年、福留孝介はカブス時代の2010年にそれぞれ経験している。

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最終更新:5月17日(火)7時30分

ベースボールキング

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