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ドン・キとゲンキー同時期進出 金沢郊外のヤマダ跡地

北國新聞社 5月17日(火)2時48分配信

 金沢市郊外で業態の違うディスカウント2社が隣接地にほぼ同時期に出店する。2015年5月に閉店したヤマダ電機の「テックランド金沢福久店」跡に進出するディスカウント大手のドン・キホーテ(東京)とドラッグストアのゲンキー(坂井市)で、消費者の根強い安値志向をとらえ、集中出店の足がかりにする方針だ。

 20日にオープンする「ドン・キホーテ金沢森本店」は石川では4店目となり、食品や酒のほか、日用品、ブランド品、家電、おもちゃ、ペット用品など幅広い品を取り扱う。商圏での存在感を出すため、金沢の歴史や文化を感じさせる装飾を施す計画だ。

 「ゲンキー福久東店」はヤマダ電機の店舗外駐車場跡に建設され、6月23日の開業を予定する。医薬品や日用品のほか、税抜き198円の格安弁当などの総菜も扱う。売り場面積は990平方メートル(300坪)で、ゲンキーの標準店舗となる。

 両社とも、石川など北陸エリアでのドミナント(集中出店)戦略を掲げる。周辺の既存店としては、ドン・キホーテは直線距離約5キロの同市南新保町に「パウ金沢店」、ゲンキーは直線距離2キロに「ゲンキー柳橋店」がそれぞれ営業する。「自社店舗との競合は多少あるだろうが、さらに新しい需要を掘り起こしたい」(ゲンキー)狙いだ。

 2020年までに全国500店体制を目指すドン・キホーテは北陸の出店計画について「明確な数の目標は設けていないが、準備が整えば出したい」(広報室)方針だ。ゲンキーは「石川では14店目で、当面は石川での出店で店の知名度を高めたい」(事業本部)と、さらなる出店機会をうかがう。

 ゲンキーの月次営業速報によると、今期(2016年6月期)は毎月、前年同月の売上高を上回る。デフレ脱却に向けた各種政策が実行されてきたが、消費者の安値志向はまだ強いとみられ、ディスカウント店の勢いは当分続きそうだ。

北國新聞社

最終更新:5月17日(火)2時48分

北國新聞社