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本部港をクルーズ船拠点に ニーズ調査 沖縄県来年度に実施設計

沖縄タイムス 5月18日(水)6時45分配信

 本部港をクルーズ船の寄港拠点として整備する計画に向け、沖縄総合事務局が4月から、同港についてクルーズ船のニーズ調査を始めている。民間に業務委託し、9月にも調査結果をまとめる。本部港を管理する県は調査を基に2017年度に実施設計を策定、18年度以降の着工を目指す。需要が高いクルーズ船の規模を把握した上で、岸壁の延伸や港の掘削、入管手続きや税関、検疫ができるターミナルの設置を検討する。
 現在、本部港の岸壁は220メートル、水深は9メートル。クルーズ船は2万トン級まで入港できる。港には伊江島行きのフェリー乗客のための待合所があるが、那覇市若狭にあるようなクルーズ船ターミナルはない。
 県によると、国内外のクルーズ船が本部港に寄港した回数は、15年が1回、14年が2回、13年が1回、12年が0回。16年の入港予定はない。
 沖縄総合事務局によると、ことし県内に寄港するクルーズ船の予想回数(3月時点)は457回。219回だった2015年の実績に比べ108%増えると見込んでいる。一方、那覇港では寄港の申し込みが急増しており、15年は8件、16年は30件、17年分は47件の寄港を断っている。
 県は、那覇港の現状や、本部町議会が本部港を本島北部の観光拠点にするよう求める要請決議をしていることなどを背景に、同港の整備を検討する方針。

最終更新:5月18日(水)6時45分

沖縄タイムス